人気ブログランキング | 話題のタグを見る

競走馬の育成牧場を見学しました。

北海道で、競走馬の育成牧場を見学しました。私は、今まで、馬券すら買ったことがないのに、初めて、サラブレットに触らせていただきました。まだ1歳です。
競走馬の育成牧場を見学しました。_d0153211_1883620.jpg

清里とか軽井沢で、観光で乗せてもらった馬とは全然違います。絞り切った筋肉で全身をまとった、まるで、ボディビルダーのような馬です。走る芸術品と言われる由縁がなんとなく感じられた瞬間でした。今回、ここの経営者にお話しを伺い、とても身にしみる話を聞き、今私自身が問題にしている現実と重なる内容だったこともあり、非常に感銘を受けました。
まずサラブレットが誕生すると、母親から強引に引き離されます。そして、人間に慣れさせるためにも、仔馬のいやがることをするそうです。鼻や耳に指をつっこんだり、身体をビニールでゴシゴシ音をたてて拭いたり、・・。もともと草食系ですから、気が小さく臆病だし、人間に慣れるのが難しい。だから、年に何人か調教師がけられて死亡したり、世話をしている人が耳をかじられたりして大ケガをするそうです。誰だって、ムチを打って怖がらせて、言うことをきかせることは好きでない。だからこそ小さい内から嫌がる子を無理にでも、慣れさせる必要がある。ムチを使わないでも解り合える関係がベスト。つまり教育は生まれた時からはじまる。まったく人間と同じ。わがままに自由に、好き放題で育てると、非常識極まりない、とんでもない奴になる。自主性だとか権利だとか、自分のことは棚にあげ、まるで大人の身体をもった幼稚なガキになる。最近の残忍な事件の犯人は全てこのたぐい。
馬の教育と人間の教育(会社でも家庭でも)、仕事は違えども、結果は同じになる。Bさんありがとうございました。
競走馬の育成牧場を見学しました。_d0153211_1884665.jpg

by sogatoru | 2010-11-20 18:08 | 趣味
<< ブラタモリの歩いた道をそのまま 本当に苦労して、命がけで、安藤... >>