不動産業はまだ未熟なため、自分で販売コストを決めて、いざ売り出そうとすると、適正なゾーンを狙ったデザインだったか、いささか不安になるものです。
設計中にはいつも、「これでいいのだ」と自分に言い聞かせながらも、「いや、待てよ」と言う、後ろ髪を引かれる思いとが、共存しながら、振り子のように考えが揺れ動く。しかし、しだいにその振り子の振幅が小さくなっていき、考えが一つに集約されてくる。
その時間が相当長かった。人に頼らず自分でやるしかないと決心するまで、2年の月日が経ちました。(もちろん人には言えない、いろんな事情もありました。)
この計画が成功したら、自信もつくし、さらに大きな展開が可能ではないか?そう思います。自分がクライアントになった気分で設計するのは、普段の時と違って、自邸を計画するのに似ています。自由な発想と、諸条件に束縛されながら、進まざるをえない。
無情に時間だけが過ぎていく。決して妥協ではなく、調和しながら
地元の建築設計事務所が、プロデュースする、建売分譲プロジェクトです。これは挑戦です。デザイン一筋30年のキャリアを活かしたつもりです。図面上では、読み取れないディテールがあります。完成すればきっとお解りいただけますが、売主が建築設計事務所ならではの、細かな配慮、気くばりを感じていただけるデザインになっています。
すでに30社近い業者さんより、問い合わせが殺到しています。 早い者勝ちです。このHPを見て、ご連絡くださる方には、いくらかのインセンティブをつけてディスカウントしてもいいと思っています(笑)