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人との出会いは、感動的なものです。そしてドラマでもあります。

人との出会いは、感動的なものです。そしてドラマでもあります。_d0153211_18525421.jpg
カルロスカルパ先生の「出会うこと、表現すること、良く在ること」この言葉をモットーに仕事をしてきてよかったと思います。 もっと、露骨に言えば、あの時、微々たる設計料を清算していたら、こんな出会いは無かった事でしょう。
今も、相当な企画設計をこなしていますが20発撃って1発あたるかどうか?の確率です。
「負けつづけろ、そのうちきっと勝てる」そんな気楽な気持ちでいた方が、良い人生が送られる気がします。最近特にそう思います。
設計というお仕事はサービス業です。喜んでもらってなんぼのお仕事です。
嫌われてはもうおしまいです。 私も、そんな「もうおしまい」の人を何人も知っていますが、やはり結末は、哀れで可哀そうなものでした。
このK計画は数年ぶりに、ある日突然、クライアントの女性から電話がかかってきました。電話番号変えないで本当に良かった。笑
「久しぶりですね、お元気でしたか? そして一度お会いしたいですね」
私には、彼女が、意を決して、話をしているような、覚悟を決めたような、気迫を感じました。
お会いしてみてやはり、昔のことですが、数年前のことだったので、私の記憶からも忘れかけていたのですが、「あの時、諸事情で断念せざるを得なかった建築計画を今度こそは実現させたい。人生の最終章として終の棲家を作りたい」。
数年ぶりに喫茶店で、熱いお話を伺いました。
涙まで浮かべて、お話されてしまっては、こちらの方こそ、「感動をありがとうございます」とお返ししたい気分でいっぱいでした。
ARCHITECT AS SERVANT  奉仕の精神がフツフツ と湧き上がりました。この人のために FOR YOU の気持ちが生まれた時には良い建築がうまれます。 確信できます。 もうそれだけで、半分成功したようなものですから。 
ようやく、基本設計がまとまりました。 来年から工事が始まります。
お客様の長年の夢の実現に協力が出来て、良かった。まずは一つ目のハードルをクリアーしました。
中国の陸上選手、劉 翔(りゅう しょう)のように、1台目のハードルに左足をぶつけ転倒し、右足アキレス腱を断裂しないようにしなければ! 笑
by sogatoru | 2012-10-29 18:53 | プロフィール
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