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また我が家に災難が

自民党が圧勝し、日本経済にも明かりがともり始めた日、我が家にとって、もっと重大な問題が発生してしまいました。両親と親戚が病気でトリプル入院してしまいました。
これは結構、深刻で、母親がまず2週間前に入院し、開頭し、脳の右側頭部を手術しました、それを心配した父親がさみしさを紛らわすため、深酒してしまい、転倒し頭を打ってしまいまた入院です。それを心配した叔父が、病院まで自転車で行く途中、また転倒しました。
不思議なことに、三人とも同じ、右側頭部に損傷です。やはり夫婦、兄弟だなと妙な縁を感じます。
この漫才のような、出来事のために私が毎日のように病院に行くありさまです。
担当医師は手術風景をビデオで説明してくださいました。
それはまるで、これぞゴッドハンドと言えるような神業でした。
脳を10円玉程度、開いて細くて小さな金属の道具を用いて、10cmほど奥にある神経の手術です。3時間もかかる内容です。
おりしもTVでドクターXを見て感動してしまった私にはドラマが現実になったような錯覚さえ覚える、臨場感ある出来事でした。しかし残念ながら米倉涼子ではありません。初老の男性です。
医師の説明を聞くにつれ、同じ高度な専門性を有する士業として、同業相哀れむではないですが、同じ感情を抱く事がありました。(お医者様に対し恐れ多い話ですが)
それは、手術の前に行うたくさんの書類への、同意書やサインです。
医師がぼそっと、つぶやきました。
「昔は、先生にすべてお任せします、で済んでいたんですが・・・・・今はそう簡単にいかないんです。」
同じ士業として、その気持ちは多少解ります。あとで、裁判にならないように、もめないように、事前に、対処しておきたい部分なのでしょうけれど、しかし、逆にそれが、お客様との信頼関係に水をさすことになりかねません。
簡単に言うと、失敗しても、怒らないで、訴えないで と言われても素直に「はい、承知しました」と言える人はいません。そんな書類にサインすることの方が不自然です。
設計をしていて、直面しますが、施主が素人判断で、進めてしまう部分に、よく落とし穴があります。任せる事が出来なくなってしまった人が増えている気がします。情報過多のせいか、専門家の意見より、ヤフーの知恵袋の方を優先してしまう。またそういう人に限って問題が発生すると、「なぜ教えてくれなかったんですか?」となる。
専門家も、もっと説明責任を果たす必要があると同時に、ドクターXみたいに「私、絶対失敗しませんから」と言えるくらい技術を磨かないといけない。
そういう風に自民党にも期待したい。
by sogatoru | 2012-12-17 17:34 | 独り言
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