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日本橋小伝馬町ビルの現場の初顔合わせ会をしました

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着工してもうだいぶ時間がすぎてしましました。基礎が完了しました。
もっと早めに行うべきでした。反省しています。人と人との関係をうまくつなげるのが私の役目です。
施主と施工会社がギクシャクしていては、良い建物はできません。
この現場がそうだという訳ではありません。笑
一般論で言いますが、お金の面では、両者は利害が相反します。良いものを安く仕入れたい施主、と、良いものを高い金額で受注したい施工会社。
しかしお互いに良いものを造りたい気持ちは一緒です。必ずどこかに一致するところがある筈。
お客様も感動して喜びたいし、施工会社もそう喜んでもらいたい気持ちは同じ。
毎回定例会議を行い、建築会社、電気・設備会社、設計・お客様と打ち合わせしますが、現場が進んでいくと、時間もお金も足りなくなっていき、変更も難しくなります。減になる工事は安くて、追加になる工事は高くなる、これは仕方のない事と私は理解していますが、一般のエンドユーザーには納得しがたいものです。施工会社も下請会社と何度も、ネゴ交渉を重ね、グロスでまとめて取決めしたわけですから、変更するとその前提条件が変わってしまします。最初、見積もり金額に1万円で入っていたものが、無くすと7000円になってしまう。
本来1万円を値引かないといけないはずなのですが、契約時に、かなり大幅な出精値引きをしてしまっているのが原因でそうなります。利益の無い現場ほどそうなります。
そんな会話ばかりが先行していると挙句の果てに「裁判」というイヤな結末が頭をよぎります、それでは良い建物が出来なくなります。それは最悪な事態。そうならないために私のような役割がいます。大変、難しい立場です。大組織の設計部の人が、気楽で羨ましいと感じます。
解決法は特にありませんが、ウエットコミニュケーションしかない訳ではないですが、かなり、有効な手段には違いありません。まずお互いに相手のことを良く知る。そこから始まります。
というわけで、ふた月に1回は呑みニュケーションをすることに決定しました。
左側の設備担当のおじいさんが70才超えで、311の時に偶然にも福島にいて、津波に追いかけられ、命からがら逃げられた話、悲惨な光景を目にしてもなお線量計をぶら下げ福島に残ろうとする気概に感動しました。これで定例時、居眠りしていても許せる気持ちになりました。
by sogatoru | 2014-04-04 18:09 | プロフィール
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