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5月26日 22日のその後(12時から夕方までの)

消防車による消火活動などあっという間に終了した。 放水したと思ったら、もう消えていたというイメージ。にもかかわらず鎮火してからが長かった。悲惨な事務所に行って燃えた個所を見ながら 「ここが原因だよ」と  消防隊員が言うには、私の机の上部の蛍光灯が漏電していて、火災に結びついたと言うが、・・・。 違うと思うが、しかしそう断言する消防隊員を責めてみても仕方のない事。 悲惨な状態の立会をして鎮火確認書にサインした。 しかし、本箱や資料はかなり濡れていたが、乾かせばなんとかなりそうな状態に見えた。カラーコピー機や1週間前に買ったばかりの新品A1インクジェットプリンタはまさに水害で、御だ仏だった。  それから、警察や消防の職員の方らに何度も同じ内容の事情聴取を受けた。
このころから、今動いている現場から、心配してくれた監督達がぞくぞくと様子を伺いに来てくれた。 
「ありがとう!」 本当にありがたい。とりあえず明日屋根に張るブルーシートの準備やら、とび職人の手配やら・・・・。感謝である。
3時になるとTVでおなじみ科捜研がやってきた。警察である。
警察立ち入り禁止のおなじみ黄色いトラテープを貼られた。私も入れなかった。中に6人も入っていった。何をしていることやら。
そのあと、これほどの大変な大惨事になるとは予想もつかなかったが、「事件性はありませんね」 と約一時間後、ようやく中に入れる許可が下りた。中に入って見たら先ほどの状態とはまるで違った光景に落胆である。 残骸だらけでめちゃくちゃになっていた。 その後保険屋が来て状況証拠写真をとって、被害総額でも算出しているのだろう。 
そして、また消防指揮車という車の中で、最後の事情聴取を受けた。そして、私の消火活動は一歩間違うと大事故になりますから・・・。とありがたい注意をいただいた。
り災証明書を受け取り、そこに火災で失った財産をすべて書き込むわけだが、あくまでも、保険屋との関係はない趣旨の書類だと言うが・・・。書き込みながら、また悔しい思いがぶり返す。 やっと買ったデザイナーズ家具の数々、アールトのイス、イームズのテーブル、ハーマンミラーのイス、ベリーニの筆記用具、モンブランのペン、・・・・。みんな苦労して手に入れた思い出の品々。お金ではなく、愛用の品には気持ちが入っている。ただただ悔しい。
しかし感傷に浸っている場合ではない。明日からの準備も同時に始めないと!すぐに仮設事務所の手配に引っ越しと、電話とネットの手配と、大忙しの連続となる。 
京葉銀行様に千葉銀行様に・・・・工務店やら電気屋さんやら、協力設計事務所さんやら・・。
たくさんのお見舞いありがとうございました。
意外な方からも、「私も昔火事にあって・・・・。」というお話を聞くことができたりして、勇気を頂きました。
けっこう経験しているものですね。 最後逃げる前に助け出せなかったこの一枚。 残骸から助け出したこの「夢現」は、いろんな勇気や優しさや複雑な気持ちもあるが、いましめの意味も込めて保存しておこう。今回の事件を風化させないように! こんな私にはピッタリではないか!笑
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by sogatoru | 2009-05-26 18:53
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