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国立新美術館開館10周年 安藤忠雄展―挑戦―

国立新美術館開館10周年 安藤忠雄展―挑戦―


かつてない大きなスケール感での展示会でした

光の教会の実物大模型は、本物のコンクリ-トで作られていました 

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学生時代からよく、建築の講演会やら展示会には行ったのですが、私の過去、最大規模の展示会になっていました

安藤先生は、多少私の歴史にも重なってきます

私が建築を志した時、「住吉の長屋」で学会賞を受賞し、その記念講演を聞きに行きました

まだ、当時、安藤先生も30代後半だったと思います

眼光鋭く、髪も黒くまだふさふさだったし(髪型)は同じ、今みたいに、面白い講演会というより、緊張感のある講演会だった気がします

当時、野武士と呼ばれた時代の建築家は皆さん怖かった

講演会場で、怒鳴ることがありました

高松伸さんはとくに怖かった

隣に座っていた学生が「建築にオブジェは必要なんでしょうか?」と質問したら「貴様は帰れ」と怒鳴られ、今にも殴られそうになったことがあった。

安藤先生にも都市伝説がいくつもあり、出来の悪い監督がハンマーで殴られたとか、いやスタッフが殴られたのだとか?・・・本当なのでしょうか?

あの当時、小住宅ばかり設計した建築家でしたので、今のような巨匠になれるとは想像も出来ませんでした。

ある講演会のことですがパネラーで、槙文彦先生、もう一人誰だったか?石井和紘生だったか?

東大で固められたアカデミックな建築の世界に突如、無学歴の変わった人間が入ってきたので、困惑している雰囲気を感じたのを覚えています。

当時雑誌をにぎわせていた有名な建築家は丹下先生、槙先生、磯崎先生、黒川先生、その他たいがいみんな東大出身でした。それは今も変わらない気もしますが。

安藤先生は六甲の集合住宅あたりから、だんだん大規模化してきて、そのあたりから安藤さんの講演会には冗談が入ってきて面白くなってきたのを覚えています

大阪弁だし、きっと施主打ち合わせ時でも、愉快なトークを交えながら、常に、楽しく、気持ちよくさせられる話術の持ち主というか人間力があったのだろうと思います

まったくの偶然ですが、3年前、TOTOビルのEV前で「オー」と手を上げ、私を誰かと勘違いしたときの、先生の無邪気な笑顔は、人として可愛いと感じました

30年前、清家先生が大好きで弟子にしてもらいたくて、手紙を送り、返事をもらって、あの有名な自宅までお邪魔したが残念ながら断られ、その後木村先生に5年間お世話になり、25年前、私がもし、結婚せず、生活のことをまったく考える必要がなければ、安藤先生か村野先生か、の門を叩いていたのではないか?と思う。

黒川先生のところは当時、給料をもらうのではなく、働きながら授業料を支払うという、今では考えられないことですが、これも都市伝説なのか?


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by sogatoru | 2017-10-10 16:42 | デザイン | Trackback | Comments(0)

日本の家 展覧会   国立近代美術館

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日本の家 展覧会 行ってきました

模型と図面による展示です。

普段、一般人には公開されない施工図レベルのものもあり、私としては面白かった。

とくに、白井晟一の図面には迫力がある。手書きの図面で、砂利のひとつひとつ、畳の目のひとつひとつが書いてある図面は、今のパソコン時代の人間からすると気が遠くなる想いだろう。その図面を見ただけで、気合というか意気込みが感じられる。

私も、自分自身の日々、失いかけている何かを取り戻せるような気がして、勇気がわく。

見学者は総じて若い人の多い展覧会だった。

観ているとわかるが、若い人らはやはり、若い建築家の作品に興味があるようで、年配者は、戦後間もないころの家に郷愁を覚えるのか?

世代感によって見方が変わるのは仕方ない。

20代の人間からすると、戦後すぐに完成した清家さんの作品(実物大模型)などどう写っているものか?ただの、どこにでもある、一般的な家にしか見えないかもしれないだろう、その、今見ても普通に見えるところが、逆に、凄いと思う。

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65年も前に完成したのだから。

まさに先駆者である。

30代40代の建築家の家は、一般の人から見ると、哲学すぎて難解だろう。無理して、こだわって、変わっている建物にしたがっているようにしか見えないのでは?。つまり普通ではダメなのです。だから展覧会になるのですが? こういう建物しか設計できないのが建築家だと思われるのも困るが、是非、一般人にはこういうのも出来るのが建築家であると思ってほしい。

普段、目にする建築に対し、1/1000なのか1/10000なのか?その程度の確立で、世に送り出している家たちです。見た人が新しい、何かを疑問に感じたり、発見があったりしてくれればいいと思う。

ほとんどの見学者は、見るぶんにはいいが、実際住むとなると抵抗のある家という評価ではないでしょうか?。とにかく、私は(経済的にも)清家さんの斉藤助教授の家が良い。もし、もっとお金があったら、丹下邸に住んでみたいものだ。夢のまた夢


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by sogatoru | 2017-09-05 15:09 | デザイン | Trackback | Comments(0)

柴又5丁目に新たに完成しました

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柴又5丁目に新たに完成しました

今までとは少し違った暗めの濃い色の外観にしました

と言うのも、古い町並みで、大きな街路樹もあって、緑に囲まれた町並みの雰囲気を壊したくなかったので、派手な目立つ色の外観は辞めて、落ち着いたものにしようと考えました

それが逆に、高級感につながったようです

特徴はなんと言っても、不思議な三角形の土地ゆえの雁行形をしていることです

三角の敷地に四角い建物を造ろうとすると、どうしても、使えないデッドスペースが生まれます。仕方ありません。あきらめて、空地にしました。そのおかげで歩道スペースはかなり広くなりました。本来ならば植栽にしたいところですが、

しかし、植栽はメンテナンスが大変とのことで、管理会社からアスファルトにするよう指定がありました

完成すぐに、前面道路にあるバス停待ちの人達の待合場所になったので、イスでも置いてやろうかと思ったら、また管理会社からゴミだらけになるので、やめてほしいとのこと。それでもなにか爪あとを残そうと・・・、

それで、悪あがきで、自販機を設置することにしました。これなら明るくなるし、ゴミ箱もついてくるし(1回/週、程度はゴミ箱の管理をしてくれるとのこと)、バス停待ちの人達にも、多少は役に立ちます。


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by sogatoru | 2017-09-01 09:53 | デザイン | Trackback | Comments(0)

かなり変わったコンセプト賃貸住宅が完成したのでご紹介します

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自転車とかバイク好きの人達が集まってすむ家です
好きな「バイクと一緒に暮らせる家」がテーマです。
残念なことに、私はバイクにはさほど興味はありませんが、お客様が大好きな方で、改造したりして自分仕様にカスタマイズされるほどのバイク好きな方です。
そういうバイクですと、結局最終的には、ベンツ、BMW、高級車とさほど変わらないくらいのコストがかかるそうです
そういう自分仕様にカスタマイズできる家ってどういうものか?
内装も釘を打ったり、油をつかったり、金属部品を引っ掛けたり、吊ったり、いろんな場面を想定して、設計しないと出来ません
コンセプチャルな賃貸ほど、出回っている数が圧倒的に少ない分、入居者はいったん決まったら出て行けない筈です、それは他に引っ越せる賃貸がないからです。
また、男らしく、殺伐とした外観を狙って、ガルバニウムとコンクリート打ち放し、で全体をまとめました。
内部はOSBという、木屑を固めた質素な構造材のみです。住宅設備もすべてストイックなデザインでそろえ、生活感を一切消しました。外観は、周辺の高層マンションに比べると、比較的に小さな建物に見えますが、しかし良く見ると、「何じゃコレは?」と視線を奪われる建物になっています。
またひとつ、行徳に新らたな話題が提供できる、新らしい建物(風景)が生まれました

かなり孤独な男の一人暮らしのような殺伐とした状況を想像してしまいますが、決してそんなことはありません
自分の大好きな趣味を奥様に言えずに、隠れて、こっそり、何かをしたい! そういう方にはうってつけの住まいになっています セカンドハウスとしては最高のパフォーマンスです
世の中にはいろんな方がおります
具体的には申せません  たとえ拷問されても
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by sogatoru | 2017-02-01 18:51 | デザイン | Trackback | Comments(0)

記念すべき建物の完成です。 

記念すべき建物の完成です。 
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船橋本町4計画 テナント棟とマンション棟の2棟計画です
本日、完了検査で、無事合格でした。改めて思いますが、
良い建築とは、設計者、工事関係者が一同、気持ちが入らないと、魂が入らないと出来ないものです。
この建築という仕事は不思議なもので、設計料が高いから、(工事費が高いから、)良い設計(建物)が出来る訳ではありません。
気持ちの入り具合で変わるやっかいなものなのです。
何度も過去繰り返し言ってきましたが、「人に寄りかかって出来るものがこの建築」です。よって、携わった人の能力、マンパワーによって、大きく変わります。
いい建築は、やはり「奉仕の精神」が前提にあって、初めて成立するものです。
今回の建物は、私や施工者にとって、ひとつの節目になるものです。
偶然にも今回の現場監督とも、旧知の仲で、今回で3棟目になるコンビです。
立地も、駅前の商店街の中で、かつ細い路地に面する、大変施工しづらい困難な立地でした。
施工の技術力だけでは到底なしえない現場、特に近隣との関係を上手に進めることが出来る調整能力や人柄(人間力)がないと出来なかった現場でした。
本当に感謝することですが、関係者及び近隣の皆様の喜んでくださっている気持ちが私達へのご褒美です。
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 Architect as servant (アーキテクト アズ サーバント)

大昔、私が学校卒業後最初に入所した木村傳建築設計事務所の所長室に張ってあった、建築家ケビンローチの言葉です。
まさしく、私の好きな言葉「奉仕」を意味するこの記念碑(エンブレム)に恥じないようにこれからの生き方の糧にしよう
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by sogatoru | 2017-01-30 10:44 | デザイン | Trackback | Comments(0)

どんどん変ってゆく 船橋駅前

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本日、船橋本町4の足場が少しずつ取れはじめました
感動の一瞬です
2棟現場なのです
スケールもそこそこ大きくて、迫力があります
まして、込み入った昔ながらの古い木造密集地、船橋の飲み屋街の中に位置しますので、なおさら、大きな建物に感じます
現状は細い路地に長屋のように、古い木造の2階建ての飲み屋が立ち並ぶ、それはそれで夜になると、にぎやかな路地です。
しかし、昨日おきた糸魚川駅前の20年に一度と言われる大火事を考えると、この場所もいつ、そういう危険な事故にあうかも知れないわけで、やはり将来的に不燃化事業は避けられない都市計画なのでしょう
いつか、誰かがやらないといけません
そいういう事業に当社がかかわれた以上、(今は無理でも)、きっといつか将来、感謝されるような建物にしたいものです
正直、近隣のお店には大変なご迷惑をおかけしました
振動と騒音とほこり、そして通行止め、3m程度の路地がトラックの運行で通行止めに近くなる
近所のお店に食事に行っても、邪魔者扱いされたときもありました
売り上げに少しでも貢献できたらいいな的な思いなど、お店からしたら、迷惑で不愉快でしかなかったのでしょう
なかには危険は承知で、覚悟の上で今、ご商売されている人もいるでしょう。だがずっと今の状態のままで良いというひとはいないはずです。
築50年以上の木造ばかりで、ほとんどすべてが夜のお店です
糸魚川の大火災の原因はラーメン店の空焚きだったそうです。
同様な事故は容易に想像されます
それだけでなく、糸魚川の時と違って、ここは、
深夜になると、青少年の教育上、かんばしくない女性も見受けられます
それが、ザ・船橋 でいいのでしょうか?
昔、都市計画の先生が言っていました
人間は「清く正しく美しく」だけでは生きられない。欲望、ストレスが発散できるバランスが保たれて人間味のある町並みが形成されていく。(必要悪を認めるような発言になりますが、)
ベットタウンだけの町ではだめで、駅前にお酒の飲めるお店らが同居して、それで生き生きとした町が形成されていく
今回、地元トップリーダーといえる大手不動産業社による、駅前の細い路地に対する不燃化事業のきっかけを作りました
工事費は、当然、割高になりますが、誰かが率先してやらないと、進みません
そういう事業に参加できた事を誇りに思います


  
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by sogatoru | 2016-12-24 10:37 | デザイン | Trackback | Comments(0)

谷津7計画完成

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有孔折板シリーズ第2段(弁天1に続き) 完成!
手すりに採用するには、かなり高価な材料です
表面仕上げのない、メッキ仕上げなら、かなり安価な材料ですが、それでは、切り口が鋭く、ケバだっており、危険なので、今回は表面に、樹脂コーテングしてある仕様にしました。安全性と強度と耐食性を向上させました
だから子供が触っても安全だし、痛くない。
さらに、そもそも鉄なので、アルミに比べたら、強度も高い上、樹脂皮膜なので腐食の心配もない。
有孔なので風も光も通します。
自分の好きな材料のひとつになりました。
安藤忠雄のコンクリート打ち放し仕上げ、のように、自分のデザインの代名詞になってくれる気がします。
さらに、来月、もう一現場、同様のデザインの建物が近くに完成します
ディテールというものは、繰り返し、採用していくと不思議と、段々と洗練されていくものです
今回は習志野市、津田沼駅南口そばの角地であり、かつ、両面が道路に面していますので、日当りもよく、共同住宅のために設けられた敷地のようなものです。
表道路と裏道路は高低差2mほどあり、それを上手く利用して、半地下案の住宅を計画しました。そもそも、ここは基礎下まで関東ローム層であり硬い地盤で、よって杭も不要で、水位も低く、とても良い地盤でした。設計する際、近隣の地盤データを調べ、基礎がローム層内に納まる計画にし、建物荷重も考慮し、杭の発生しない階数に設定しました。
それが偶然、4階建てで、しかも半地下案になるので建物の最高高さも10m以下になるので、日影規制もかからないという偶然が重なった結果でした。
このように、考えに考え、設計をするのが私の仕事です
おかげ様で、完成し10日ほど経ちますが、全戸数の約1/3の戸数の入居が決まっています。
私も心配なので、先週の日曜日に見学に行ってきました。
その時に、偶然お会いした募集会社の方たちや見学の方にヒアリングしたところ、斬新で明るくて、とても良いとの好印象でした。駅から歩いてきて、建物が見えてきたときにはコレダ!と決めたと言われた時、設計者冥利につきると思いました。
若い人たち、(カップル含め)には人気のデザインなのだと確認しました。
私も決して、もう若くはないので、実際に住まわれる若い年齢層の方たちの感覚が実際どうなのか気になります。不安な部分でもあります。
ファミリー層をターゲットにしたら、このデザインでは危険だと私は思いますが、特に若い人を狙ったときは、トレンディドラマに使えそうな外観をいつも念頭においてデザインしています。
私も、昔、石田純一や浅野ゆう子らが出ていた番組に使われた建物をよく研究し、参考にしたものです。
最近ではキムタクもオヤジで古いと言われてしまう時代です。
時代感覚に合わせ、感性を着替えていく、脱皮していくのか、変化が求められてきています。
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by sogatoru | 2016-09-13 12:01 | デザイン | Trackback | Comments(0)

良く出来ました 新小岩3完成 竣工パーテー

来月末になると、竣工写真をご案内できるのですが、先にご紹介しておきます。
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一昨日、オーナーからご招待いただき、高価な日本酒を頂き、意識酩酊してしまい、どうやって帰ったか?覚えておりません。
記念に撮ったオーナーと旭建設社長とのスリーショット写真も酔いのせいか、ボケてしまっています。
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今回、私のデザインであるダミエ柄の特徴は、ある意味、トリックアート(騙し画)です。それを、今日はテーマにブログをまとめます。
このデザインで心がけていることは、オーナーに喜んでもらたい(もちろんそれだけではないのですが)ので、小さい敷地でも建物だけは大きく見せようとか、設備配管をどうやったら隠せるか?ゴミゴミした環境でもすっきり見せたい、とか、いろいろな問題を工夫して解決したい、そして素敵な建物にしたいと願っています。簡単に言えば、女性のお化粧と同じようなものです。実物以上によく見せないといけません。あるがままではご納得していただけません。笑
室内で絵画を飾るのも、ひとつのトリックアートみたいなもので、殺風景な壁に、実際にはそこに存在しない、人物、風景などを描き、あたかも存在するように見せかけるわけですから!
そうやって雰囲気を変えるわけです。
しばらく(7年間)市松模様の外観デザインにこだわって、今回、10プロジェクト目にして、ようやく、少しだけですが、期待していたトリックアート的、様相を呈してきました。


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市松模様をずっと眺めていると、ある種の錯覚に陥ります。これは、ビィトンのお店で感じたことですが、いろいろな角度から眺めていると、一瞬、立体感が無くなることがあります。
空間がゆがみます。前後関係だったり、均等感覚だったり、平行感覚だったり、脳がアレアレ~みたいになります。
目の錯覚です。その瞬間が妙な感じであり、脳が活性化している瞬間になります。この時、建築が一瞬だけ、現代アートに変わる瞬間になります。

一般に人には、難しい建築哲学より、わかりやすいものです。
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ゲーリーの巨大な、魚や双眼鏡、ぐにゃぐにゃ みたいに、あらためて建築(デザイン)の力(存在感)を意識することが出来ます。
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by sogatoru | 2016-07-25 11:44 | デザイン | Trackback | Comments(0)

新小岩の案件が2棟とも、無事完成させることができました

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実施設計中の木更津ワシントンホテルも順調に進んでいる。今それ以外でも、ホテル計画がどんどん増えてきている。
先週、国交省から容積率の緩和(アップ)のニュースが流れたとたん、今すぐにでも計画を始めたい!とあせるような問い合わせまで来ている。
しかし、施行されるまでに相当、法令の細目の準備に時間がかかるので、おそらくこの先、約1年はかかるでしょう。
民泊の話も依然と多く、他社の動向をみても、ゼネコンやデベさんの動きが風見鶏のようでわかりやすい。どうしていつもこうも同じ方向にいっせいに舵を取るのでしょう。
需要があると知るといっせいに、突き進む、我先にと。
当社のような小規模設計事務所には限界というものがあます。もうできません。いっぱいいっぱいです。
平たく広く、いろんなお付き合いをしていきたいのです。断るのが嫌いな性格が災いして、ついつい受けてしまって、パンクしそうになる。
そういう時に限って、リフォームやら、増築やらの、懐かしい人からの依頼が重なるものです。せっかくお話を持ってきて頂いているのに、なんとか期待に応えたい、そんな一心で日々(特にここ2ヶ月くらいはとくに)、まい進しています。さらに悪いことにメンバーの多くが1級建築士の学校に通っており、残業もさせられません。なんたって総合資格に授業料¥80万円も払っていますので。落ちたら無駄になります。それはかわいそうです。私一人、休みを返上して、覇気をはいています。
そんな中、やっと新小岩の案件が2棟とも、無事完成させることができました。うれしい次第です。とくにオーナールーム付の7階建ては、大変な労力でした。当社の設計担当者が訳あって大阪の実家に帰るにことになり、私が引き継ぎました。失敗するとその彼にも迷惑がかかるだろうし、踏ん張らないと! そんな想いが通じてか? 久しぶりの大ヒット、ホームランでした。良い作品が完成しました。
お蔭様で、長く続けてきた、ダミエシリーズの集大成的な案件になりました。
私にとってちょうど10棟目のダミエ作品が完成です。
とくに7階建ては、監督の能力が高かったおかげで、私の要望どおりの仕上がり具合になりました。
非常に残念なことに、同じようなデザインが近くに建つと、比較できるせいもあり、良し悪し、明暗がはっきりします。6階建ては少し残念な結果になりました(賃貸の建物としては普通なのですが)
いつも当社新人や新人監督さんにも伝えている話ですが、建築の基本は、「水平・垂直・等間隔・合わせる・そろえる」それに「見切り・ちり際・縁を切る」そこに注意を払う。
監督のセンスが感動を与える建築には必要不可欠なのです。設計者だけがいくら気を張っても、図面を書いても、間に入る存在である現場監督にセンスがないと、うまく職人にその気持ちが流れていかない。伝言ゲームのようなもので、見苦しい仕上がりになってしまいます。
センス、感性ばかりは、なかなかうまく教えられないものです。うまく伝えられないものです。
タイルの目地の幅からその色に至るまで、指示してもその通りには行かないし、「能力的に出来ません」と言われれば、お手上げです。
平滑さ、綺麗さ、等、その加減、程度についてまでは図面には表現できません。
陸上競技のリレーと同じで上手にバトンを渡せないと勝てません。


「上手にキレイに完成させる」
日常生活における人間関係についてもまったく同じことが言えます。
「ちり際の美学」というと大げさな話ですが、どんなにすばらしい人間でも、良い行いをした人であっても、晩節を汚すと、すべてが仇になります。舛添さんも残念な「ちり際」でしたが、「最後の詰め」をしくじると、すべてが失敗となってしまう。
だからこそ緊張の連続が重要であり、一時たりとも気が抜けない、のがこの現実世界です。
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by sogatoru | 2016-06-24 10:44 | デザイン | Trackback | Comments(0)

長崎、佐世保、福岡、建築視察 4泊5日の旅

この熊本地震で大変な時に、長崎から福岡まで旅行してきました
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途中、熊本の元部下Sの家に寄ろうか?迷ったのですが、迷惑になる気がして遠慮した。、
まず最初に軍艦島に行ってきました
遠くから見ると、まさに島そのものが軍艦に見えます
誤って魚雷攻撃されたというのも解ります
日本初の鉄筋コンクリートの住宅群で、建物の中に商店街があったり、屋上には菜園があったり、まるで、コルビジェの5原則の先取りしたようなものです。
1000mも地下を掘って石炭を採掘できる技術が当時の日本にあった事が驚きです。
「維新は長崎から始まった」
ここに1日いただけで、それを肌身に感じます
竜馬もグラバーも、この景色を見ていたのか? 何を考えていたのか? と、まだたったの150年くらいしか経っていない。ここから維新が始まらなかったら、原爆は落とされなかったのだろうか?と思ったりもする。
原爆資料館を見て、広島で感じた時と同じ気持ちになる。
こんなことが許されるのだろうか? 女、子供を狙った大虐殺である。
今週末、オバマさんが広島に来るが、普通の人間の感覚で、感じてほしいものだ。
当然「謝罪するべき」と思う、それで、関係が前に進むと思うのだが。日本人は補償しろなどとは絶対に言わない。
「戦争を早期に終了させるために、仕方なく原爆を落とした」というアメリカの主張は間違いであることは明白なのに。
人体実験された日本人はもっと世界に向けて、この悲惨さ、惨さを、発信していかねばなりません。
ぜひ、オバマさんには原爆資料館にじっくり立ち寄ってもらいたいものです。
話しは変わって、26聖人記念館にも足を運びました。
秀吉も、アメリカほどとは言いませんが、残酷な殺し方をしたものです。
この建物は今井兼次さんの設計です。大隈重信記念館の設計もそうです。
そして柳川下りを経験しましたが、こんなに低い橋をくぐって渡るとは思いませんでした。佐世保に立ち寄り、設計を志した時に大きな影響を受けた(孤高の建築家、白井晟一設計、1961年完成の)親和銀行を見学した
そして、大宰府天満宮によって、当社の1級建築士受験者3名分のお守りをゲット。学問の神様、菅原道真公のお力にあやかりました。福岡では、かねてより見たかった、北九州の磯崎建築めぐり、そして香椎浜ネクサスワールドに寄り、15年たっても今なお、デザイン力の強さを感じさせられるインパクト、刺激を受けました。
最後に旨い博多ラーメンで締めくくり、4泊5日の旅を終えた。

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by sogatoru | 2016-05-25 17:59 | デザイン | Trackback | Comments(0)