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今日は現場で、地縄の検査です

今日は私が設計した海神のマンション10階建と7階建で、合計約70世帯の建物の地縄の検査をした。地縄とは敷地に対して建物の配置の確認をする作業です。着工してから一番初めにやる作業です。よく地鎮祭の後にやったりしますが、今回は社会問題になっている確認申請の遅れより、着工が伸びてしまい、確認が降りなくてもやれるところは進めようということになり、ひとまず地縄の検査の運びとなりました。
改めて、敷地に赤いテープが張られ、建物のアウトラインが読めるようになると、「さぁいよいよ始まるぞ、ゴングが鳴った。」そんなファイトが体全身にみなぎってくる。
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高層の建物だから事前に近隣の皆様には計画のご説明をしていました。
そのせいか、現場監督や作業員が仕事をしていても比較的問題なくスムーズに作業させて頂きました。設計者としてはこれが何よりである。まずは一安心である。
ところが敵は予想もしないところからやってくるものです。
お隣の家が先月、下水管の盛り変え工事をしたのだが、その業者さんがユンボで境界杭まで一緒に壊したらしく、まったく杭がない。さて困った。境界がないのでは、本来は建物の配置が出来ない。しかし境界杭はまだ他にもあるから、他の境界杭から寸法を追ってだせるので、ひとまず事なきを得た。しかし境界というのは、ハッキリさせられる内にハッキリさせておいたほうがいい。問題の先送りは決してよくない。お隣さんと境界の件でもめるのは面倒だから止めておこうなんて思ってると、孫の代あたりで裁判になるケースがある。今当事者同士、お隣様と話せることのできるありがたさ、重要さ、工事中のこのタイミングをおいては他にはないと思うべきである。
いつもデザイン以外のことで時間を割かれる監理だが、生の建築とはこういうものである。
参考までに地縄とは
http://jyuutakukisonet.com/jinawa.html
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今月号(二月)の新建築の029に尊敬する内藤先生の「建築家は木を切るな」には共感した。
今まで私もそうでしたが、建築活動で過去無数の自然の命を奪い取りながら建物を建ててきました。それでもその痛みを感じとりながら設計をしていきたいと思っています。
今回の敷地にも勝手に(誰が植えたでもない)自然発生した樹木があり、本当に具合の悪いことに境界ギリギリに生えていて、非常に案配が悪い。
もちろん計画建物に当たる。
内藤先生の文章にある「プランを成立させるために木を切るならそれはプランが悪い」と一喝されるだろう。あるいは私の無神経ぶりを情けないと非難されるかもしれない。
しかしまもなく切られるこの樹木の命を絶ってまでも建てさせていただくこの建築に、私なりの覚悟をもって向いたい。救いたいけど救えなかった想いを完成後もきっと一生忘れることがないだろう。
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by sogatoru | 2008-02-22 20:27 | 建築まめ知識 | Trackback | Comments(0)

はじめまして

はじめまして
曽我です。
この度初めて自分のHPなるものを作成してみました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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by sogatoru | 2008-02-11 06:59 | Trackback | Comments(2)