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4月14日 美人作者の本の紹介

私のお客様であらせられるホテル経営者からのお勧めでこの本を読んだ。最初は(私好みの)きれいな作者はひょっとしたらAV女優か?・・・なんてうがった見方をしてしまったが、しかし内容はいたってまじめな学術書というか研究論文である。
これは単なるラブホテルの変遷や生い立ちをまとめた本ではなく、人間の心理にせまるサービス業としてのラブホテルの経営戦略がわかる手引き書的一冊である。目立つ事、つまりキャチャーとしての役割を持つ建築の外観、また惹きつけるネーミングの大切さ。人間の欲望を駆り立てるように、心理をうまく利用し、そこにたくみに隙入る。その方法は千差万別。 趣向を凝らしたオモシロベットに始まり、さながら映画のセットに近くなる劇場的空間構成。カラオケやゲーム等戦略的ナンパ目的としての道具。今までエスカレートしてきた開発は男性本位だった。これからはアメニティグッズの充実等、女性の気持ちを理解し汲み取る真のサービス業としての空間に変貌していく様は、かつてのラブホテルとはすでに言い難く、デザインホテルとでも言うべきか?
女性を喜ばせる真の空間とは?すなわち老若男女誰でもが利用できるリラクゼーション(癒し)のホテル形態へと進化していく。そしてそれぞれのホテルが、自らがアイデアを提案し、個性を発信し、生き残りを賭けて他との差別化を計っていく。
読み終わってこれはまさに今、日々苦労している私の住宅デザインにも共通している現象だと思った。
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by sogatoru | 2008-04-21 22:49 | Trackback | Comments(0)

4月4日 試験杭

鉄筋の太さとか本数やまた溶接の長さをチェックする。
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今回は約28Mの杭だから、円柱形の鉄筋で組んだかごを3ケつないで28Mの長さに合わせる。
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 海神PJの試験杭である  試験杭とは最初の一本目の杭工事での確認作業である、支持層の確認をしたり、コンクリートや鉄筋の仕様をチェックしたり、・・・つまり確認に次ぐ確認の作業である。このさまざまな確認作業の連続となるのが、現場の監理である。つまり忍耐力の必要な作業である。昨年あった大手ゼネコンの鉄筋の本数が違っていたり、太さが違っていたり、・・・人間のやることだから、意図して、悪意のあるミスでななく、ついうっかりというケアレスミスが命取りになる。だから二重三重のチェックをする。今月内に14本の杭を施工するわけだが、この杭工事が終了するまでが一番大きな騒音を出す工事になる。この現場の隣りには有名な保育園がある。この保育園の経営精神には誠に頭の下がる思いである。役所がお断りするような事情のある家庭からお子さんを預かっている。その子らを見ているとつい目がしらが熱くなる。奉仕の精神がないととても出来ない仕事である。今回、建築現場では異例の午後1時半までは保育園のお昼寝タイムに合わせ無音にするお約束をした。この無音とうのは一切作業しないということ。よって杭工事の時もそうである。杭の穴を掘って、鉄筋を挿入し、コンクリートを打つ。簡単な作業に見えるが、この一連の作業は本来、中断出来ない。円柱形の穴を掘って、比重の重い粘性のある液体を注入して円柱形の穴の表面が崩れないようにしないといけない。作業ボリュームからして午前中に掘って午後にコンクリートを流す段取りだが、この中断している一時間半の間がかなり心配である。一本一本、常に超音波にて円柱形の穴の確認をしつつ鉄筋をすばやく入れてコンクリートを流さないといけない。
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約1Mおきにサンプルを採取し、地層のチェックをする。
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by sogatoru | 2008-04-05 09:54 | Trackback | Comments(0)