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8月31日 20世紀少年

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私の誓いは「セリフをまちがえないこと」(唐沢寿明)
日テレ24時間番組での誓いの言葉だった。デビュー当時、セリフのない芝居が多く、いつかセリフの沢山もらえる役者になりたいという夢があったという。そんな苦労をしてきたからこそ、今、ひとつひとつの仕事を大切に出来るというもの。一見パッとしない華のない「誓い」の言葉のようだが、私には奥の深い言葉に感じられた。(私も設計事務所時代の5年間のつらい経験が今こやしになっている。)
そんな唐沢寿明が出ている映画「20世紀少年」を今日見てきた。我々の世代(60年代生まれ)には懐かしい風景や音楽がたくさん出てくる。
子供のころの夢を忘れている大人のなんと多いことか!いつしか家庭を持ち、生活に追われる毎日の中で、秘密基地を作って遊んでいた頃にはあった、友達との強い友情とか・・・「男には負けると解っていてもやらなきゃいけない事があるんだ!。」そんな正義感がだんだんと失われていってしまうことだろうか。残念なことに。
大人になって夢に敗れたり、人生の思うようにならないことに負けてしまったり、また自らその現実を変えようとせず、日々流されてしまう毎日の連続。それが今の大人の世界だとしたらなんと退屈で悲しく嘆かわしい社会だろう。この映画の正義の味方達がだんだん子供の頃の希望ある人間に変わっていく姿をみて、自分も負けてはいられない。まぎれもなく私も20世紀少年なんだ。(笑)
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by sogatoru | 2008-08-31 22:31 | Trackback | Comments(0)

8月28日 今日一日、幕張本郷駅前に鳴り響く

爆音が炸裂している。鉄筋コンクリートの建築工事で一番うるさい工事がこの杭を打ち終わった後の処理で、きれいに杭頭の処理をするための杭コンクリートのハツリ工事の音である。どうせうるさい工事をやるなら、1週間かかる工程を2日で終わらせてしまえ!そのほうがご近所の方にもいいだろう、ということで3人で同時で作業している。すごい音がしていた。騒音三重奏である。近所から怒鳴られても、きっと、その怒鳴り声も聞こえないであろうくらいの爆音である。10分ほどいると耳がおかしくなってくる。作業員も耳栓をしている。高層マンションなのでその根切り深さも尋常ではない。赤坂でも地下1階の工事をやっていて、同じくらいの深さの掘削をしているが、この瞬間はいつも、大地を爪で引っ掻いてキズをつけてしまったような罪悪感にとらわれ、申し訳なく思う。近隣に対してもそうだが、自然(神様)に対しても、心の中で「すみません」と謝りたい気分になる。そしてなぜだか謙虚になってしまう。建築の力とは誠に妙なものである。d0153211_1829281.jpgd0153211_18291353.jpg
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by sogatoru | 2008-08-28 18:29 | Trackback | Comments(0)

8月26日 現場に行く途中で渋谷のユーロスペースという映画館で「鳥の巣」を見た  

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  「鳥の巣」はあの北京オリンピックのメイン会場の事。その製作過程のドキュメンタリー映画である。もうオリンピックが終わったせいか場内には5人くらいしか居ない。さびしい劇場だった。それに一人でこの劇場に来るとき決まって気まずい雰囲気になる。なぜなら両サイドがラブホテルだからだ。というかこの辺全部そうである。周りはカップルばっかりで、自分一人で歩いているとなんだかおかしな気分になってしまう。(笑)
さて「鳥の巣」についてだが、3年前、私は一人で、1週間ほど北京を旅行したのでその空気は感じていたが(星野ジャパン同様4つ星ホテルだった。またその後の1週間は上海での酒池肉林の旅・笑)、世界的に有名な建築家といえども、そう簡単にはいくまい、と思っていた。映画の中でもあったが、ここは役人国家で、仲間意識がつよく、なかなかその輪に入って行きずらい風習がある。ましてや建築家という職能もまだ確立されていないし、国家的にも、大手ゼネコンにすべての権力があり、その下請け設計事務所くらいにしか思ってくれていない。そんな中でよく完成できたものだと、ヘルツォーク&ムーロンに対しては賛美を送りたい。映画の中であった1シーンだが地鎮祭で、ムーロンが「I am Architect」と大声で叫んで地鎮行事に参加しようとこころみたが皆が無関心で、無視された場面がある。地鎮祭には海外の建築家は必要なく、政治家だけで十分という国家事業としての「鳥の巣」の実像が見え隠れする。
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さてその後、また赤坂サカスで、小娘のダンスを見学し、時間を無駄にした後、ドラマで有名なあの幸楽ラーメン(650円)とは名ばかりのインスタントラーメンでお腹をふくらまし、いざ現場へ直行した。(まるで詐欺)笑
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by sogatoru | 2008-08-26 21:38 | Trackback | Comments(0)

8月24日 小金井にある江戸東京たてもの園に行った

前川國男という建築家がいる。上野の東京都美術館や新宿の紀伊国屋など多くを手がけた。
昔、前川春雄という日銀総裁がいた。あの「前川レポート」で有名だが、弟である。その前川國男の自邸が移築され今ここにある。子供がいなかったせいか夫婦二人の100平米の小さい住宅である。リビングダイニングが吹き抜けで南と北に大きな開口部がありすごく明るく風通しが良い。日本離れした明るさである。
初めて見たが感動でした。随所に細かい配慮があり、写真からでは判断しづらいが1対2や1対ルート2や1対1.6の黄金比やらドアや開口部や空間に一定に法則が見られる。縦軸回転ドア、階段やテーブルなどの足元などの楕円形の柱や手すりの形状などはまさにコルビジュエそのもの。師であるコルビジュを彷彿させてくれる。それと雪見障子に見られる日本の伝統との融合美である。当時の実施図が残っていたが、幅木や開口部の納めに至る細部まで魂が入っていると感じた。隠し雨戸があったが、サッシガラスの室内側にあったのには目が覚めた。その方が便利である。いちいちガラスを空けなくても雨戸が閉められる。(笑)既製品に慣らされてしまった私自身の敗北である。感服である。コルビジュエの事務所ではたいした図面がなくても建物が完成したらしいが、もう一人の師匠レーモンドはしっかり詳細図を書く事務所だった。また構造や設備や現場監理など専門家を入れてすべて内製化していたという点では、おそらくレーモンドは日本初の組織設計事務所ではなかっただろうか。開口部の詳細図をみて几帳面な性格の片鱗がうかがえた。優秀な二人の外国人建築家を師にもつうらやましい存在である。
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ひとつひとつの開口部のプロポーションが美しい
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2階の開口部はコルビジュエのラロッシュジャンヌレ邸を彷彿させる
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洋風になると雪見は上部が透明となる
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コルビジュエの楕円形断面の足
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ロンシャンにもある縦軸回転ドア
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コルビジュエの楕円形断面の足
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レーモンドらしい詳細図
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by sogatoru | 2008-08-24 23:09 | Trackback | Comments(0)

8月23日 期待はずれの 年収40億円野球集団

韓国の金メダルおめでとう。最後9回2死満塁でのキャッチャー退場事件には驚いた。これがオリンピックの審判団かと(怒)。
今回気になった、全体を通して感じたあの、ミスジャッジだらけのアマの審判団らによる暴挙には腹が立つ。これじゃ今回限りで終わりになるのも無理もない。
めちゃくちゃな判定によく耐えて戦ったもんだ。
      ・  それにしても
GG佐藤がまたやってしまった。
韓国戦のエラー、そして今日もエラー。
いずれの打球も追いついていたし、グラブの中に打球を当てているんだからそれくらいはとれよ(怒)。
せっかくの4点も和田と川上は踏ん張れず。打てない守れないの2拍子。
ソフトボールの上野は悲願の金メダルを獲得するためには、「死ぬ気で」投げた。「いかに気持ちが強いか」ということだ。ちょっと投げたり、走っただけで、「肩が痛い」「肘が痛い」「足が痛い」と休みたがるプロ野球選手の何と情けないことか…。
こういう選手に限って能書きばかりで、故障の原因は「夜遊びのしすぎ」ということが多いに決まっている。上野の熱投をテレビで見ながら、「爪のあかでも煎じて飲ませてやりたい」と考えている人は私だけではないはずだ。
あとは監督の采配の問題。人選がミスってたということも大ありだ。監督の責任は重大だ。
打てない守れない選手を延々を起用し続けたというのは大問題だ。
『情』は短期決戦では足かせになるということを最後まで理解できないまま五輪は終わった。星野監督は、はっきり言って監督経験がまったく無いのにアテネで監督代行として銅を取った中畑以下ということになる。結局『最強メンバー』で挑んだ五輪で最低の結果しか残すことができなかった。水面下でWBC(ワールドベースボールクラシック)の監督も星野監督でという声がすでに球界から出ているようだが、また恥をかきたいのかといいたくなる。短期決戦には向いていない。よ~く解った。原美術館での感動から急いで帰ってきてみたら、この不愉快である。スッキリしたいからこれからサウナに行ってきます。
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by sogatoru | 2008-08-23 22:38 | Trackback | Comments(0)

8月23日 今日、東京都品川区北品川にある原美術館に行った。

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以前行った時、休館で入れなかったという悔しい想いをした場所である。
この瀟洒な洋館(昭和13年(1938年)竣工)、原美術館はもともとは邸宅であり、銀座の和光本館(旧服部時計店)を設計した渡辺仁という建築家の設計です。
現代美術の最新の動きを紹介する意欲的な展覧会を随時行っており、有望な新人の紹介にも努めている美術館でなんだかよくわからないところがオモローである。
増築改修設計は磯崎新という建築家に依頼していて、大規模な作品を設置できる素晴らしい美術館に変身した。もともとビジネスとして「美術館はペイするか?」というと難しい問題。
  “Art is for the spirits” は  現金には換えられない である。
でも収入を確保するには、どうしたらいいのか。美術館は社会的なサービス業なので、サービスしなければ、人は来ない。スタッフは一般のブランド会社の商品を宣伝する広報の専門家を雇ったらしい。
三年間アートの環境でトレーニングさせてからの配属で、これが大成功。
ミュージアムショップやカフェレストランも、業者に丸投げせず、表現の場として自分たちでやっているとのこと。今の時代はスポンサーからの見返りでの採算を考えるのが普通だが、ここは自営の美術館に固執。これが原美術館の特徴。
カフェで食べたランチは2300円だったが、かなり旨い。食後のコーヒーは入ってなかったからさらに400円増しだが、このコーヒーも濃厚で旨かった。食事していながら、ふと気づいた。「私の食事している姿もこの中庭での展示物なのか」
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by sogatoru | 2008-08-23 12:21 | Trackback | Comments(0)

8月22日 蟹工船とは社会と言う荒波を漕ぐある会社

今本屋でバカ売れている「蟹工船」という小林多喜二作の本を読んだ。29歳の若さで死んだ。共産党だった。戦争中のことだから、警察の執拗な拷問を受けたのだろう。
わがまま勝手で楽をして贅沢三昧の支配者(経営者や軍)と搾取される一方で激貧状態が続きついには亡くなってしまう者も出る労働者との戦い。支配者はまぎれもなく今でいう、会社経営者であり役人。栄養失調からかっけになり、暴力により働けなくなりついには死んでしまい、カムサツカの海に捨てられる青年を見てから徐々に変化が始まる、サボ(さぼり)から発展しストという武器を見つけ、猛抵抗する。そしてついにクーデターを起こす。労働者と支配者の人数の違いの原理で以外にもあっけなく成功して力関係が反転してしまう。弱いものが勝つには、{一致団結すること。そして「いばるな、この野郎」という}戦う精神を忘れない。さもないと殺されてしまう社員。ほとんど現代社会の物語。今のほうが悪化しているかも!。近い将来日本にもクーデターが起きるかもしれない?。導火線は常にたくさんある。何が原因で着火してしまうかだ。(悲)
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by sogatoru | 2008-08-22 20:26 | Trackback | Comments(0)

8月21日 ここから今進行中の現場が見える。

 
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ここは海浜幕張のアパホテル(もともとは丹下健三さん設計のプリンスホテル)。
本当はオークラホテルにあるプールで一人リッチな気分に浸り少しくらい贅沢をして休んでみてもいいだろうと思って来てみたのだが、途中、車に装着してある携帯が鳴りあえなく仕事モードにスイッチするはめに・・・・オークラホテルのプールはお勧めである、少し値段は高いが静かだし、プールサイドでビールが飲めるし美人もいるし(笑)きっと・・・いつもとは限らないけど・・・残念な時もあるけど・・・
幕張本郷の現場の帰りに、偶然昨年の同僚のH君に会ってしまい、誘ってみようか?と思ったが、「第二四半期の種まきで休めないんですよ」今日も休日出勤だったらしく、急がしそうに飛び回っていたから辞めた。私も負けずに仕事しなきゃ!気分を変えて施工図のチェックをしなきゃ!で計画変更。プランBになった。本当はここの3階にあるスパに入ってマッサージを受けるのが私のお気に入りなのだが・・・、仕事をするとなると、スパではまずい。
TVで紹介していた48階にあるマンガ喫茶に行った。なかなか眺めがいいい。それに癒しビデオ付きのマッサージ機もある。(でも300円はちと高すぎないかい)
結構年配のカップルもいる。ここも静かである。さすがにガキンチョは少ない。まさかここまで来ないのであろう。さすがはアパの名物社長、目の付けどころがいい。大人のためのマンガ喫茶だった。(勝手な解釈だが)
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by sogatoru | 2008-08-20 19:00 | Trackback | Comments(0)

8月19日 村野籐吾―(建築とインテリア)・松下電工汐留ミュージアム

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先月(7月)号の新建築表紙を飾った福生市庁舎(山本理顕設計)の足元の隆起するようなデザインは村野藤吾を思わせる。村野デザインの生命力の強さを感ぜずにはいられない。
今日改めて、作品を見て、初めて村野デザインに触れた25年前の、箱根のプリンスや樹木園休憩所を見たときの感動がよみがえってきた。精神的に疲れた時いつも村野さんのデザインに救われた感がある。そしてまた今日も大きなエネルギーも頂いた。
「建築は60歳から」、を身を持って実践されてきた方である。長生きしなきゃいけないと普段の不摂生ぶりを大いに反省した。
作品はすべて60歳を超えてからのものである。どこにそんなパワーがあるのだろうか?
信じられない。なにを食べたらそうなるのだろう。ユンケルなど話にならない。(笑)
私も90歳過ぎまで頑張なきゃ。頑張ろう。頑張りたい。頑張れたらいいな。
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by sogatoru | 2008-08-19 21:33 | Trackback | Comments(0)

8月14日 オリンピックの柔道で  あっと言う間に鈴木が負けたが

今年の柔道を見て思う。 気持ちのいい一本で勝ってほしいものである。それも出来れば投げ技で。 今年の試合を見ているとレスリングが相撲になってしまっていないか? なんだかスッキリしない。(技で勝ってほしい。柔道とJyudoの違いか)
それと外人選手でよく見かける、時間切れで悔しい顔付きの選手を見るにつけ、もっと時間があったら勝てたのかよ?と疑問だ(反則で負けた、谷の3回戦は印象的)。
今回のオリンピックでの試合そのものを我々の設計業務の納期に例えると似たようなお話になりそうだ。(制限時間)納期を守らないことで、もっと良い(試合)作品をつくる自信はあるのか?一旦制限時間のことを忘れて、自分が担当する仕事を全力でやり遂げる力が自分にあるだろうか?制限時間を守らず品質を高める、という言葉の裏には、それだけの自信がないとできないのではないだろうか?
私は仕事の納期を遅らせたことはない。納期を守るために、手を抜いた、ということもないと思う。けれど、最大限精一杯の設計をしたつもりでも、もうちょっと時間があれば「もっとこうすればよかった」と思うところが今までなかったわけでもない。約束時間を守ることと、妥協をしないこと。両立できないかもしれないこの2つを、どのように対処すれば良いのか?あの時間切れブザーを聞くたびに勝手な深~い話に浸っている。
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by sogatoru | 2008-08-14 01:12 | Trackback | Comments(0)