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前原駅前木造3階アパートもうすぐ完成。

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一見すると、駅より徒歩2分の現場には思えない環境です。バルコニー前は、農地です。おうおうにして生産緑地が駅前にあると、妙な風景が生まれます。
しかし、建物の向こうのエントランス側は駅前なのです。
時々こういうラッキーな敷地があるということを紹介します。
(農道みたいな)裏道に接していないならば、千葉県建築施行条例上建たない立地でした。エントランス付近が道路に面して2mちょっとしか接道してなく奥行き10m以上の、いわゆる旗竿敷地だからです。それにかなりの高低差(約2m)です。
ところが、なぜかしら、この農道にしか見えない、実際は80cmくらいしかなかった道幅ですが、それが42条2項道路といって、正式な道路なんです。今回の新築に合わせてその道幅は3m近くまで広がりました。意外に人通りの多い生活道路でしたからみなさん大喜びです。今度は自転車で行き来できると言っておられます。 そういう法的にラッキーな条件が重なり、私に設計のチャンスが回ってきました。 ローコストで建てるという高いハードルの絶対条件をクリアーしながら、クライアントからも「いいね~」と言われないといけません。 楽しくもあり辛い稼業です(笑)。 
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by sogatoru | 2011-08-29 11:38 | デザイン | Trackback | Comments(0)

超ローコストの見積もり合わせ。安いという不安、ローコスト=ハイリスク

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超ローコスト、3階建て6戸の木造(ワンルーム)アパートの業者選定、見積もり合わせ。
ローコストなので、スッキリとしたデザインにしないといけません。打ち放し調サイディングとリブパネルの組み合わせです。いくら安いからと言っても、デザインに手を抜く訳にはいきません。安かったから・・・・という言い訳は、数年も経過するとみなさん忘れてしまいます。そして、設計への非難の嵐になるという経験を過去に幾度も受けています。(苦笑)
それに設計料ももちろん安かったですが(笑)、工事費も数社からの合い見積りを取らしていただきました。
お施主様は、私に一任してくださっています。外観パースと設計図面と設備仕様書を提出して、3週間後、見積もり書がそろいました。 手間をかけさせてしまい、施工会社には大変申し訳ないのですが、こうでもやらないと目標の予算には追い付きません。
正確には発表できませんが、建設費というのは対外10~15%の違いは出てきます。
やはり大きな会社はそれなりに高いのは当然です。品質・安全・工程とさまざまな管理に重点を置き、徹底的にカバーしてくださる分、当然多少予算も上がります。安心料というか保険金でもあります。
私の業者選定のやり方は、極端に安かった最低価格業者は除きます。たいがい見積もり落ちがあり、内容を理解されていないケースだからです。
今回もあったのですが、予算上、施工図は一切書けないとか、すべて同等品で拾っているだとか、実は施工管理の資格を持っている現場監督がいなかったとか?監督は常駐できなく、想定以上の複数の現場を掛け持ちしますだとか? 仮設費用が安いのは、仮囲いがないとか、トイレはないとか、ないないずくしの現場だったり・・・、見積もり書の中味だけではわからない事があります。時には支払い条件や、見積もり要綱の中身でさえ無視される場合もあるし、素人の施主には目くらましに近い見積もり内容になっている場合があります。設計者を飛び越えて、直接施主に営業をかける施工会社によくあるパターンです。
不景気だからこそ、死にもの狂いで食らいつきたい気持ちは理解できますが、問題の先送りになる要素は省かないといけません。それが私の役割です。
私には忘れられない、3年前の悪夢があります。施主が工事費は安いのが一番だと言って、極端に安かったので決定した施工会社がいました。工事が進んでから、予算が合わないとか、こういう仕様では拾っていなかったから・・・・というようなふざけた言い訳がはじまり、思いもしなかった途中追加が多くなり、挙句の果てには、倒産しました。
そのあと始末で、どれだけ苦しんだことか?これは経験した人にしかわからません。
経験もなくワンマンな一人親方がエイヤッーで金額を提出できるほど、建築の世界は甘くはないと言う事です。
その社長は今頃、海の下に沈んでいると言う噂です。
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by sogatoru | 2011-08-25 10:21 | 建築まめ知識 | Trackback | Comments(0)

男の美学 我々は何をすべきか? 

 
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日経アーキテクチャーの裏表紙を飾った、当社設計の西新宿ラビの写真。新商品のノイラックス。私が、窮地から脱出できた材料、あの苦しい状況から一転し、好機へと変身した昨年5月。その誕生秘話は私の3月のブログにて。この雑誌のタイトルは震災復興に向けて、今もっとも、重要なテーマです。
今盛んになっている民主党の代表選も、同じテーマです。
ところが、日々、目先の事ばかりに目を向けてしまい、大局を見失いがちになるのが人間というもの。
あの候補者の中では一番若い前原さんも、自分の志、信念に、基づいて立ち上がったわけですが、つい数か月前には、違法な献金問題で、大臣を辞任したばかりです。
そんな折、昨日の紳助さんも、問題のある政治家が責任を取らないのと比べて潔よすぎる引退劇で、目を疑うほどでした。暴力団との関係は絶対アウトですが、会見で聞いた限りではやめるような話ではないような気もします。が時間がたつとだんだん、その潔さがかすれていくような情報が出てきます。まだどこまでが真実なのか?わかりませんが。
最初見たとき、久しぶりに見た潔良い引き際で、カッコイイというか、男としての、ちり際の美学のようなものを感じました。
聞くところによると、かなり前から、引退の仕方、後輩への引き継ぎについて、考えていたらしい。まだ55歳なのに。(もしこれが本当ならば、)
こういう日本人が今、本当に少なくなったと思います。
いつから見苦しい老人が目立つ日本人ばかりになってしまったのか!
紳助さんも前原さんのように、ほんのちょっとたって、また復活ではシャレにならないですが、昨日見せた涙がうそでないならば、また違う世界での復活を期待したいものです。
 私もノイラックスで、生き返りましたから。(笑)
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by sogatoru | 2011-08-24 14:02 | Trackback | Comments(0)

ようやく足場が取れました。西習志野戸建分譲PJ

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ついに3月22日のブログに載せた建物の足場が取れました
外観は一目で解る「家」としてのアイコンとなるカタチ。
子供が家をお絵かきするとき、ほとんどが切り妻の形を書くのはなぜでしょうか?
それほど、この切り妻のカタチはシンプルであり、家を想像させる形としては完璧なカタチなのだと思います。
しかもローコストな屋根形状です。
私が内部プランを設計するとき、いつも気に掛ける事は、家族同士の結びつきです。
いつでもどこでも、気軽に顔を合わせることができる安心感のある家が好きなのです。完全、完璧なまでの個室重視で、家族なのに、いったいいつ、帰ったのか、解らないようなプランは避けるようにしています。
それを実現する特徴が大きな吹き抜けを中心にもったプランだったり、回遊性のあるプランだったりします。
今回のデザインは玄関まわりの吹き抜けに若干ですが、その気配を残したつもりです。また、プランが、くの字に曲がっているので、リビングの窓からでも、それぞれの個室の窓が外からも見えるようになっています。たとえ、リビングを通らずに、直接2階に上がっても、灯りがつけば家族の気配を感じられる。
本来のコンセプトとしてのカタチはリビングの前に大きな中間領域(インサイドテラス)を設けて、その空間に、各個室がつながるようなイメージでした。
しかし、諸条件により、変更を重ね変化していきます。成長、発展、進化していきます。
リビング前の小さなお庭がそのインサイドテラスの役割を果たしてくれる事でしょう。
最後に、家によって住まい手が不幸になる事は絶対に許されません。それをいつも考えています。設計者の自己中心的な考えを押し付ける事は私のスタイルでは無いし、主役はあくまで住まい手側であり、これからもその考え方を変える事はありません。
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by sogatoru | 2011-08-19 12:08 | デザイン | Trackback | Comments(0)

このところ思う。 弱い自分 負ける?自分 それもいいのでは

やさしい性格すぎて(単なるお人よしかも?笑)、損をするケースが多い。言いたいことも言えない。しかし親からは、人をだますよりだまされろ、と教えられてきた。恨みを買わないように。私もそれなりに、歳をとったからなのか? 仕事上、付き合う人達は、年下の人がほとんどになってきた。そして、私とは真逆の性格が多い気がします。 

たとえば素人のお客様に何か壁紙や塗装の色について選ばせて、(結果、失敗感いっぱいになって)しまうことが本当に親切なことか?プロがプロであるためには、妙な遠慮をしないで、ズバズバいって、切り捨てていくことが大切なのでは?思いはじめてきている。
施主の回答は一般解なのだから、甘い回答にならざるを得ない。洋室の壁ならクロスで、和室ならじゅらくで、食卓の上にはペンダントで、寝室はダウンライトでかつ調光付き、やさしさは甘さに直結する。たまには強い感動的な建築をしてみたいと思っている。
どこでもいつでも、コンクリート打ち放し の設計者の理屈だけが張りつめて、施主の影などまったく落ちていない安藤忠雄のような建築も作ってみたい。それができない私は一種の弱さであり、そんな甘い形を提供してあげている点が、お客様より、またお仕事が頂けている原因なのだろう。

しかし、私が作る側で、あなたが生活する側、お互いが尊重しあいましょう。この関係がほんとうに気持ちいい。
独立して初めての契約はとっても嬉しかった。私なんぞによく仕事を!感謝の気持ちでいっぱいだった。未だにその気持ちが根底にあるし忘れられない。
若いころ、ひとつしか回答がないと思い込んでいたかたくなな時期があった。まるで信仰宗教のようにはまり込んでいた。ひとつでも、受け入れられないと自分のすべてが否定されたような感じになったりもした。 年をとって、ものわかりがよくなったわけではなくて、どんな状況下に陥っても、それなりの結論にひっぱっていくことができる技術ができた。答は無数にあるし、お客様の注文を逆手にとってやるくらいのふてぶてしさくらいあって初めてプロなんだと。カラ威張りもできるようになった。

新風を巻き起こすような、話題性のある、マスコミ受けする斬新なデザインよりも、一生、働いてローンを返済しないといけない、弱いお客様の立場になって考え ,建築への信念をつらぬき通し、丁寧に対応し、まっすぐで親切な気持ちで接っする。これがこの仕事に、一番大切なのだ。と、つくずく思う。そして、いろいろな人達と出逢い、その輪が広がって行く事がなによりも今は嬉しい。
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by sogatoru | 2011-08-07 18:25 | 独り言 | Trackback | Comments(0)