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今年1年ありがとうございました、そして、お疲れ様でした。

曽我設計事務所は本日29日より来年4日までお休みです。

辛くて悲しくて大変だった、1年がようやく終わろうとしています。
こんな悲劇を二度と繰り返さないために
この1年を振り返って   

3.11を境に、私を取り巻く状況も大きく変わりました。
(親戚も気仙沼にいましたし、東北のみなさんのためにも強い気持ちでいないと!そんな中)
景気も一気に冷え込み、その影響が引き金になり、信頼していた会社の、倒産、信じていた社長の逃亡、もちろん負債も抱えてしまいました。
それもかなり悪質な状況で、倒産してくれたので、連鎖反応が起こり、知り合いの会社も、私以上に大きな災難が降りかかってしまい、私の周辺では大勢が、可哀そうな結末になりました。
しかし、もっと可哀そうな人はエンドユーザーに違いありません。
夢のマイホームを手に入れようと、コツコツと貯金してきて、高い着手金を支払ってしまったお客様が、一番の被害者です。 
私も、そういう迷惑な会社と、付き合っていたと言うことが、今は、不名誉であり、汚点です。
過ぎてしまった事を嘆いていても仕方ありません。
私を支えてくれるスタッフはもちろん、大切な、お取引先のためにも、頑張らないと、いけません。
前向き人間になる必要がありました。
悔しい気持ちでいっぱいでしたが、被災地で流れていた歌「上を向いて歩こう」を聞きながら、私自身も勇気つけられたものです。(東北で被災された方にくらべれば、十分すぎるくらい幸せなのですから。)
全ては自分の責任です。脇が甘いと言われればその通り。
人が良すぎると言われればその通り。
しかし、こういう状況下であっても、3年越しの戸建て分譲計画はすべて完了できたし、同様に3年越しの超ビッグPJだった西新宿ラビも無事竣工できたことは、大きな自信と喜びと大きな実績につながりました。
長期PJのすべてが、この悪条件の中にあって、無事終わらせる事が出来た事は、良い節目の年になった気がします。
私の座右の銘 architect as servant
これは「建築家は(社会の)奉仕者」という意味です。私はこれをモットーにずっとこの設計の仕事をしてきました。
基本的には間違っていないと思いますが、世の中には、残念ながら、奉仕してはいけない人がいることを学びました。さまざまな事件に遭遇しながら、着実に強くなってきていると感じます。
早いもので、もうすぐ開業して5年目を迎えます。
1年目 施工会社倒産により、工事中のビル5現場がストップ
2年目 事務所炎上
3年目 大型現場(ラビ西新宿)の工事中、外装材の(耐火)大臣認定の不適合問題発覚
4年目 関連会社の倒産
さて、来年は何が起こることか? 笑
ワクワクばかりは、してはいられませんが、建築の設計とは、常に発生する問題をどう解決するか?が仕事なようなものです。
建築家磯崎新が言いました
「建築とは、組織つけること 関係つける事」
さて、来年はどういう1年にしたいのか? 詳細は明日から温泉にでもつかりながら考えてきます。
攻めの年にふさわしい1年にしなけりゃいけないと思っています。
大型店舗の設計、特殊用途の設計をはじめ、小住宅の設計までと、大から小まで、テリトリーを広げて可能なことは何でもやっていく。しかし、今までどおり、丁寧にコツコツという姿勢はくずしません。信用だけは失わないように。
お客様から継続して受注が頂けるように、関係を作っていくことが大切です。建築は一品生産ですが、一生の付き合いに発展していけるように、さらに上を向いて、邁進していこうと思います。

                              2011.12.29 曽我 透
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by sogatoru | 2011-12-29 17:22 | 独り言 | Trackback | Comments(0)

毎週出かけています。雑誌[新建築]掲載建物ウオッチング。

まず、柏の葉147コモン
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現代芸術品があちこちにあり、退屈しないし、気合のはいった植栽計画には感動です。そこにBEESというカフエがあり1杯150円のコーヒーと自家製パンがおすすめです。五角形にこだわったデザインがいかにも設計者主導のコンセプトワークです。次は、富岡八幡宮の脇にたつ、江原啓之さんもおすすめのパワースポット、深川不動堂です。
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梵字でいっぱいの建物です。勝手に中に入れるのですが、迷路のようになっており1万体のガラス製のミニ仏様の中を進んでいくと、終点が大きな本堂につながっていました。たまにはゆっくり経を聞いていると、落ち着くものです。有料ですが写経や写仏などもできます。
次は代官山へ、偶然にも、槇事務所の前で、槇先生に合ってしまったので、感動してしまいました。一緒に写真が撮れなかったのが残念でなりません。高齢の割に歩くスピードが速いので、おどろきでした。建築家定番のファッションですが、ロングコートに白いシャツ、そして黒い帽子。 白髪がとてもダンディでした。つぎに、全てのサッシが開放される、3階建ての引き戸ビル。外装はすべてガラスサッシ。
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住み易いかどうか?は疑問ですが、春と秋は気持ち良さそうな気がします。
次に、武蔵境駅前の武蔵野プレイス
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楕円形の窓が印象的でした、平面もすべてが楕円形。帰りに、その近くにある、荒川修作設計の不思議なマンションを見学しました。
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最後に港区高輪図書館分室
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平面が楕円形で角がなく、子供の導線には優しい感じです。至る所に小さなトップライトがあり、自然光の取り方に工夫されています。
超ハードな、建築ウォッチングの旅ですが、いい建物を見学すると、パワーがみなぎると言うか?。 設計意欲のユンケルみたいな薬でしょうか。だから忙しい時ほど、見学に行きます。こういう週末をずっと20数年繰り返してきてますが、いまだ継続している自分は相当の変わり者なのか?よく家族が認めていると感謝をし、感心しています。 ありがとう! (言葉ではいえないのでブログで伝えます)
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by sogatoru | 2011-12-07 11:56 | 趣味 | Trackback | Comments(0)