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建築知識4月号に、私が20年お世話になった前職スターツ社長の記事が掲載されています。

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私の一回り上の丑年生まれです。本当の髪は白い筈ですが、写真では黒髪なので、染めているので、かなり若くは見えますが、おでこは広くなった気がします。笑
今の私の年にはすでに社長に就任していました。とってもいいコメントが載っていますので紹介します。
私もよくブログで主張している、「志」の大切さ、精神的な軸をしっかりと持つ事の重要さ。
私は、関戸さんのレベルに到底、達することはできませんが、こういう人と一緒に建築をしてこられた事が私の財産です。ガラスブロックのご自宅ではお酒も飲ませて頂きました。奥様には竣工祝いの寄せ植えも作っていただきました。長男の出産祝いではコムサデの洋服を頂き、孫にも着せようと大切に保管しています。泊りがけで毎月ご一緒した沖縄の現場での出張もいい経験だったし、いい思い出です。だいぶ迷惑をおかけしたと思いますが、関戸さんと出会っていなければ、あるいは村石さんと出会っていなければ、絶対に今の自分は無い。
特に「人ありき」、「人を大切に」の考えは、今も私の心の支えになっています。「切る、捨てる」ではなく「拾う、救う、育てる」。上席者は子供を育てるような気持ちで向かい合う。
スターツは大企業でしたからバランス感のある社員が多かった。当時、部下に対しての悩みは無かったですが、今のような小規模設計事務所になるとそうはいかない。建築を志す人は、みな一癖も二癖もあるやつが多く、その上に立つのはなかなか大変なことです。本当に皆それぞれ個性的で、なんでこんなに変わった奴ばかり集まるのだろうという感じです。また反抗的な奴も多く、ストレスがたまるものです。
きっと私も入社当時はそう思われていたに違いありません。笑
昔、関戸さんの監理ノートを見たことがあります。そこに「つかず離れず、一定の距離をもって愛し続ける事」とありました。それはフリックコートという打ち放しコンクリートの有名な建物を監理したときの注意点でした。愛しすぎたり近づきすぎたりすると対象物に盲目になりがちです。今でもこの言葉は、監理の極意だと思っています。
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by sogatoru | 2013-03-19 15:03 | プロフィール | Trackback | Comments(0)

正倉院整備工事の現場公開に参加

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宮内庁にハガキで申し込み、当選したので、参加いたしました。朝4時起き出発の強行日帰りツアーでした。
改修についての親切な説明を聞いていると、1250年前の創建当時の姿が想像されます。
用と美と強が兼備わった建築です。
その当時から、木組みの至る所に制震、免震についての知識が盛り込まれており、現代と変わってしまった所と、さほど変わっていない所が浮き彫りになります。創建当時のデザインを残すために、今の最新技術をもって補強しています。小屋裏の木組みに鉄骨の補強材が見て取れます。改めて大きな時間の流れの中で、ちっぽけながら自分も参加している感じがします。残念ながら時間が足りなく法隆寺までは無理でしたが、薬師寺、唐招提寺と東大寺までは足を運ぶことが出来ました。特に東大寺の巨大さには圧巻です。そのスケール感、精度を目の当たりにすると、日本人としての誇りすら覚えます。
今回は20年ぶりくらいの再見学になりましたが当時解らなかった所も今は多少理解できるようになり、自分自身の立ち位置の違いも発見できました。
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by sogatoru | 2013-03-19 12:15 | Trackback | Comments(0)

H川君おめでとう 設計稼業50歳にし、満を持しての自邸完成!良く決意し頑張りました。

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設計者にとって、自邸は大きな意味を持ちます
勇気がないと実行できません。自分の設計思想を一番よく表すことが出来るのがこの自邸。
この設計という仕事を職業に選ぶとき、必ず将来は、達成しないといけない夢。それは、避けては通れない道でもある筈。しかし、ここまで断言してしまうと、分譲マンションを購入してしまった設計士は偽物で、他人の家は設計できない事になってしまう。(苦笑)
普段の仕事での、依頼物件ではなかなか実現できずにいた建築のアイデアを実験的にでもチャレンジする事が出来ます。たとえば今回の作品では「床面積と空間は違う」と言いますが、その意味を少しでも理解できるような空間を作りたい、とか、浮遊するような感覚を表現してみたいなど。
建築家ならではのこだわりと創意 工夫が詰まった家なので、参考になるヒントがたくさんありました。1年くらい前に、「曽我さん、リチャードマイヤーの作品集貸してください」と言われて、ずっと帰ってこなかった本がどれだけ参考になったのか?不明ですが、「白くて明るい箱、と、開口部の開け方」くらいは参考になったかもしれません。笑
今日は、H川君の恩師である安田先生による見学会を実施しました。
これからH川くんは死ぬまでローンの返済をしないといけません。そういう覚悟も家つくりには必要。
むかし「みんなのいえ」という映画がありましたが、家族、親せき、友人、複雑でやっかいな人間関係を調整しながら完成していく家つくり。その過程がどんな家つくりにおいてもドラマになります。 
買って住む家やマンションでは経験できないものがそこにはある。
夜、ご苦労様会として、焼き鳥屋で一杯やりましたが、その時のH川くんの達成感いっぱい(男子一生)の喜びが表情に見えました。
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by sogatoru | 2013-03-10 16:24 | プロフィール | Trackback | Comments(0)

「真っ黒な家」が完成です。

昨年秋に設計が終了した案件ですが、I・PJの住宅がついに完成しました。
設計図通りに完成していました。不思議なくらいです。玄関ドアの色だけはパースと違っていましたが、(笑)
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思った以上に良く出来ていました。場所が遠いので、なかなか工事中、現場に行けませんでしたが、工務店の腕がいいので、傑作が完成しました。
周辺が新興住宅地でローコストのパワービルダーの住宅が、どんどん建ってきていますが、この一角だけは紅一点、手作り感覚満点の、一品生産の住宅の気配をバンバン漂わせています。
床も壁も、スギの無垢材です。
やはり、退屈な建売分譲のスタイルから早く脱却しないといけないと思います。
お客様も、気合が入っているか、入っていないかぐらいは、見ればわかります。
街角に、喝を入れる建物が一つ出来ると、周辺にも必ず、いい影響を与えます。
街並みを生かすか殺すかも、デザイン次第です。一年ほどすぎてから、もういちど見てみたいと思っています。
この成果が必ず現れる筈です。それと、もう少し、コストをかけないといい建物は作れません。ローコストな要素だけでは夢もすぐにさめてしまいます。それを、布教する必要もあります。テレビで、美川さんが踊っているようなコストではこうはいきません。
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by sogatoru | 2013-03-06 16:08 | デザイン | Trackback | Comments(0)