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決意! 私はデザイン一筋30年を迎えました。次々に着工していきます

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先月今月とこの二月間で、昨年9月の消費増税からみの案件が、無事に、次々に着工していきます。
着工に至るまで、それぞれにドラマがありました。
ほとんどが辛くて大変でしたが、たまには笑いがあり、地鎮祭という一つの節目をクリアーしながらも、これからさらなる大きなドラマが待ち受けている。そんなところでしょうか?
そして今時点の最高傑作、西葛西6PJの完成も重なり、今、とても充実しています。
作品のレベルにおいても、かなり向上した印象、手ごたえを、最近感じています。
独立後5年が経過し、ようやく最近、自信を持って設計活動ができるような気がしてきました。
5年前、S社M会長から、餞別の言葉で、「最低5年間はなんとか生き残れれば、うまくやっていけるし、社員50人までは一人で養っていける」と言っておられました。残念ながら今社員数は4人で、せいいっぱいです。悲
その意味は、きっと5年くらい頑張らないと、納得できる建物なんか設計させてもらえないぞ!という意味ではなかったのでしょうか? 消えていく設計事務所のいかに多いことか!私の周りでも相当数消えていっております。素晴らしいデザイン能力を持っていても難しいのがこの世界です。
前回ブログで紹介した、禅の本にもあった「いま・ここ・じぶん」の哲学。
命を使いきることの大切さ、生きている意味、活かされている意味、この一瞬をどう生きるべきか? 過去にこだわらず、使命を全うする生き方とは。どんな仕事にもチャレンジしなきゃ。自分を必要としてくれている人達のために奉仕しなきゃ。
先週、大手の設計部に所属している人達との食事会がありました。
最近、設計施工の大きな会社と競合することも多いので気になっていました。
私から見てもサラリーマンアーキテクト(組織設計者)の設計内容には、残念ながら熱意が感じられない、図面が多い気がします。
それは仕方の無い事かもしれません。設計受注できなくても、給料は保証されていますし、
むしろ、仕事が減った方が楽になりますから、それで損をする、可哀そうなのはお客様です。
お客様は全くの素人ですから、施工者と設計者がケッタクしたら、建物自体が可哀そうな結果になってしまいます。
政治でも裁判でもそうですが、どんな出来事においても、取り締まる側と取り締まられる側のスタンスは明確に別けないと正当、正確な判断などつきません。
昔一緒に設計した日本設計の大木さんという人の言葉を思い出します。
相手が社長であっても、まったく動じず、「無理なものは無理」と言う人柄でした。
お昼にパスタを丁寧にフォークにくるくる絡めて食べながら「我々、専門職が、力関係に負けてしまい、言うべき事を言わずして誰が言う。」色白で病弱で体は細く、弱弱しい印象でしたが、芯の強い設計者でした。風の便りでは亡くなったらしいのですが、残念です。
彼が着ていたスタンドカラー(立襟)の白いワイシャツの影響で、それからずっと私も着るようになりました。
この立襟のワイシャツを来ていると勇気がわきます。常に襟を正して!
今年、早いもので、私はデザイン一筋30年を迎えます。
一つの節目となるように、後々まで私のデザイン史に残る、誇れる仕事となるように努力していこう。
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by sogatoru | 2014-05-16 18:26 | デザイン | Trackback | Comments(0)

感動した本 「仕事に活きる 禅の言葉」

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普段は馬が走るコースを人間が走ります
昨日は競馬RUN in 中山競馬場 の日でした。
当日は府中でGⅠがあるのに、私は中山で競馬RUN。馬券やってるスタンドよりも、RUN組がいる内馬場の方が混んでいるという異常な事態。笑
これでも中山の砂は固い方と言ってましたが、やはり所詮砂は砂、足を持っていかれます。
かなり疲労します。よって、早々棄権し(家内だけに走ってもらい)、スタンド内で、ビールを頂き、読書していました。
たまには晴天の下、こういう日曜の過ごし方もいいものです。
 先週、頂きましたこの本のタイトルは「仕事に活きる 禅の言葉」です。
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作者の島津さんとは、前の会社で一緒でしたが、退職されて早いものでもうまる2年になります。
私の方が社歴は長かったのですが、彼は早々と出世し、社長歴も重ね、私とは全く違う上の次元に駆け上がっていきました。
しかし、先週連絡を頂き、わけあって、久しぶりにお会いしたら、元気ハツラツ、昔と全然変わっていない姿を見て安心しました。改めてキレル(頭の回転が良いという意味)頭脳の持ち主でした。今は仏門に入られて、禅マスターになっておられました。
その本の中で、心に残った言葉を紹介します。
「即今、当所、自己」
過去や未来を気にするあまり、今この一瞬がおろそかになってはいけない。常に一瞬一瞬を懸命に生きていれば、結果が悪くても後悔はしない。
「利益」(りやく)
自分の利益(りえき)より、まず先にお客様の利益(りやく)を提供する。
これは常々、完成する建物に記念碑として貼っている 「ARCHITECT AS SEVANT」 建築家(作り手)は社会の奉仕者に。と同じ思想ではないでしょうか。
そして「初心」 
始めた頃の初心だけではなく、年齢に関係なく老後になっても、その時々に初心がある。つまりその時々に才能や可能性を全て使い切る事が初心の意味。

今、地域密着での設計のお仕事を請けさせていただいていますと、狭いエリアですから、知り合いの業者さんと競合してしまうケースがあります。
今までは、争うことが嫌いな自分の性格から、即、お仕事を遠慮させて頂いていました。
しかし、それでいいのか? という疑問がいつも頭をよぎっていました。
「即今、当所、自己」「利益」「初心」の考えに習えば、私の行動は間違っていたと思えてきました。
人生の時間は限られています。残りの時間を、何のために、どう生き抜くか? 
変わらないと!
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by sogatoru | 2014-05-12 17:43 | プロフィール | Trackback | Comments(0)

どうしちゃったの?私 

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みっともないのですが、感激のあまり竣工パーティーで泣き崩れてしまいました
クライアントにとっては計画をスタートしてから足かけ9年がたち、ようやく完成しました 。人生最後の終の棲家を、元気なうちに成し遂げたいと願った建物がついに完成しました。お客様の想いもそうとうなものでした。まさに執念の建築です。
つくづく建築の作られる過程はドラマです。
そのほとんどが辛い事の連続でしたが、しかし時々笑いがあって、最後には実を結びます。   
時間軸とは長いものだと思います。
デザイン一筋30年の私の作品の中でも、一番、難易度、そして要求度の高い案件でしたが、すばらしい建物が出来ました。(完成度というと多少、残念な部分は残りましたが)
常に「次回作が最高傑作」そういう思いで今までやってきました。
ですから今この瞬間において、まぎれもなく、この金万ビルは私の最高傑作です。
こう断言できる瞬間のある建物もそう多くはありません。
1階と最上階がオーナー使用、中間に、店舗と共同住宅を配します。
またお客様もお隣に住んでいらっしゃるので慎重にならざるを得ない。
もちろん朝・昼・晩、と現場視察にいらっしゃいます。
監督は常に気を張っている状態ですし、私もラストは2日に1回の割合で現場に行きました。
施工会社にとって今回の現場は、とても不運でした。オリンピックや大雪や、消費税UP、等に見る職人不足や労務費の高騰で、工期は伸びるし、施工図検討も十分にできなかったせいもあり、雑なディテールが何か所かあって、それらをつぶすために時間と費用と労力を失いました。やはり、ものつくりの基本になりますが、作る前に検討することが一番大事なことです。
この当たり前で解りきった事が、最後、時間に追われてしまうと、なかなかできないものです。悲しいかなこれが建築の宿命です。養生も追いつかなかったことも、キズを多く残してしまった原因だし、余計な仕事を生む結果につながりました。
しかし、それでも、いろんなマイナス面を差し引いたとしても、素晴らしい建物が完成したと自負できます。
そして恒例の記念碑、その意味するところは達成できたと思います。
ARCHITECT AS SEVANT 
建築家(作り手)は社会の奉仕者に
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by sogatoru | 2014-05-10 18:39 | 独り言 | Trackback(1) | Comments(0)

当たり前の事なのですが、事例としては少ないのも現実

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ようやく昨日の大安に、東上野2計画の建物の請負契約ができました。
先月、数社による競争見積もりを行い、1社に絞って、さらに交渉を重ねてきました。
この一月間、施主と予定施工会社の間に入って、毎日金額調整を行ってきました。
昨年暮れからの資材高騰、職人不足等で、建築費がかなり高騰してしまい、かなり苦しいVE交渉を余儀なくされましたが、昨日無事に調印式となりました。
これで多少は設計者としての責任は果たせたつもりがしますし、肩の荷も少しは下りた感がしています。
今回のような合見積もり形式の場合には詳細設計図まで完璧に図面と仕様書が出来ていますから、VEも比較的容易に進められました。
これが設計事務所を間にいれた場合のメリットだと思います。
長い間、設計施工の会社にいた経験からですが、通常発注者が、設計施工の会社をパートナーに選ぶ時、外観パースや基本図面程度で請負契約をしてしまうケースがほとんどです。
そうすると、実施設計を進めていくと、どうしても、打ち合わせ途中で、想像していた仕様と最初に取り決めた請負契約時の建築コストとにズレが生じるものです。
コストだけが先に決まってしまうので、それに合わせて設計していかないと金額が合わなくなるのは当然です。(最近は設計施工の案件だからといっても、着工前に追加コストの請求は当たり前です。)
このケースの場合、施主と施工会社担当者との信頼関係だけが頼りなので、かなり優秀な営業マンでないとうまくいきません。相手の懐に入ってしまえばなんとやら、と言いますが、私は営業マンではないので、そういう進め方は不得意です。
久しぶりに設計者としての本領を発揮できた案件だった気がしています。今、すがすがしい気分です。まず図面作成の作業を進めていって、100%の施主の夢を形に表してから、それから予算をつけていく。最後は多少妥協しないといけない部分もありますが、それでも、今現在、これが一番、施主の利益を確保できる建築の進め方です。
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by sogatoru | 2014-05-01 15:43 | 独り言 | Trackback | Comments(0)