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あと1週間で終わるゲーリー展を観て思う

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若くないと(気持ちが)出来ないデザイン。 ルールなんてくそくらえ。 常識なんて関係ない。 既成概念のみじんも、かけらもない。

新しい時代を切り開く建築・人間とは? パワーをもらえる建築家です。

大昔、私が34歳の時、ドイツのヴィトラショールームを見ました。

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7年前にはバルセロナでフライングフィッシュを見ました。
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当時よくこんな凄いものが作れるな?とか、あるいは造らせてくれる施主がいるもんだな?と思っていましたが、改めて今回ゲーリー展を見て、感じるのは、多くの設計者に、また私に、喝を入れてもらった気がすることです。

コストや法や時間など、いろんな諸条件で、ついつい小さくとこじんまりと、納めてしまおうとしまっている今のデザインの有様に一喝してくれた感覚があります。

「捨てられない膨大な模型の保管だけで破産してしまいそうだ」というゲーリーの言葉に、執念というか本来の物造りの姿勢というのか、見習うべき姿を見て、もっと深く思考しないといけないと自分を戒めました。私はデザインを確認するための模型しか作った事がないですが、イメージを膨らませるために、まず感性のままに模型を作ってみて思考し、時間をかけて熟成させる。しばらくするとイヤになって、また新たに造ってみる。それを繰り返して再びもとに戻ったりする。つまり思考の繰り返しによって洗練されていくデザインが最終形となっていく。ビルバオのグッゲンハイム美術館はひとつの建築が町を変える事を証明した建築です。そういう仕事に多少でも関われている事に感謝したいと改めて思いました。

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by sogatoru | 2016-01-29 18:09 | デザイン | Trackback | Comments(0)

感動の倉敷・直島の建築ツアー


デザインエネルギー補給に行って来ました。建築ウオッチング。

もっと早くに行くべきでした。ちょっと遠かったですが、有意義な旅でした。

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直島は聞いていた以上にすばらしい観光地でした。特に建築を学ぶものにとっては見るべきところの多い島です。港につくなり、いかにも妹島さんらしい透明感あふれる建物に迎えられ、有名なオブジェを見学していると、すでに気持ちは美術館に入った雰囲気になります。

日常の景色から離れた場所でアートが楽しめ、美しい自然、景色、そして街の人達自身やその生活風景までもが展示しているかのような島。

外国人の多さにもびっくりポンでしたが、よくここまで古き良き時代の、昭和のなごりとでもいうべきなのか?近代的な街づくり(感覚)を極力抑え、新しい建築が主役にならないように、島の風景を残したままでの観光地へと変身できたものです。藤田観光から福武さんへうまく開発が引き継がれ、建築家、デザイナーが頑張った賜物だと思います。
新建築1月号にのった建物もあり、その後ろには故石井和紘さん設計の直島の役所も相当気合のこもった作品でした。

ザ・安藤建築は今までいくつか見てきたので、やっぱり安藤さんだ!と感じましたが、倉敷にある美術館の丹下建築にはうなりました。

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流石です。コルビジェ的要素の強い建築ですが、その力強さには感服・敬服です。最後帰り際になっても残像現象のように目に強く残ってしまいます。同様に浦辺鎮太郎設計の倉敷市役所、ホテルも見事でした。昔の人は相当時間をかけて設計してきた証が見受けられ刺激になりました。丁寧にデザインされた、すばらしい建築を見ていると、歩きすぎて足が壊れる事も忘れ、童心に帰ってしまう自分にまだまだ「俺はヤレル」。みなぎるエネルギーがある自分に自信が持てました。いい旅でした。


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by sogatoru | 2016-01-22 14:17 | デザイン | Trackback | Comments(0)

あけましておめでとうございます


平成28年1月1日
安倍内閣総理大臣 平成28年 年頭所感
石の上にも3年 築城3年落城1日 という比喩を使いながら説明されていました。
今までの努力はそのまま引き続けて、しかし天狗にならず、初心に戻って丁寧に、慎重に。その精神を大切に、今年一年設計活動していきます。
新年の豊富で、何か、特別に新しい目標があるわけではないですが、チャレンジ精神だけは失わずに、気持ちの若さだけは保ちながら、活動していきたいと思います。
今まで、年にひとつくらいはビッグプロジェクトがありましたが、昨年だけはあるビッグプロジェクトが途中頓挫してしまい、結局中規模な案件だけになりましたが、逆に案件数が多くなったり、急な退社するスタッフもいたりして、一時期てんてこ舞いになりました。
今年は、年頭からホテルのプロジェクトが始まり、その設計環境を中心に体制を整えて行くことになります。しかし今まで通り、共同住宅、個人住宅も、絶対に手を抜かず、丁寧に、昨年同様、引き続き、楽しみながら設計をしていきたいと考えています。

昨年は人を育てることの難しさ、また育てた後に更に高みを極めさせるためにスタッフとどう向き合うか?その難しさを実感しました、この業界の特徴でもある独立思考の強い人材ほど実力がのびる傾向、現実があります。それは独立目標を前に必死に学ぼうとするからでしょう。
やはりどんなに学歴が高かろうと、必死になれる人間(凡人)には叶わないということです。いかに必死になれる設計環境を用意できるか? が私の仕事になります。そもそもそんなに育てることに意味があるのか?という疑問も残りますが、仕事というのは任されないと必死にはなれないものです。任せるというのはこちらにも勇気がいるものです。私の個人名で活動している事務所ですので、クライアントは私にお仕事を依頼されているわけですし、スタッフにではありません。任せて失敗することもあるかもしれませんが、そうならないように常に隅々まで目を見張っていないといけません。今こうして、幸せを噛み締めながら、大好きな設計という仕事を通して社会と関れている事に感謝です。またこんな凡才だった私を設計事務所の代表になるまでに育ててくださった諸先輩の方々、お客様、友人、そして家族に感謝です。その感謝の想いを今度は私がお返しする番です。そんな想いから教育しています。
残念ながら恩を仇で返す不届きものも中にはいましたが、私も万能ではないのでどうにもならない、変えられない現実もあります。可哀想な人間にならないように道を示すのも私の仕事です。
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by sogatoru | 2016-01-01 22:00 | プロフィール | Trackback | Comments(0)