5月9日 先日バルセロナより帰国しました

(一昨日M浦君より最近ブログ更新していませんね。トラブルにでも合いましたか?と心配のお電話を頂きました。ちょっとだけ日本を御留守にしていました。ノープロブレムです)
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連休にお休みを頂きちょっとだけ旅行に行かせて頂きました。お仕事の関係先にはご不便をおかけしましたが、これで独立後今年、初めてのお休みを取らせていただきかなりリフレッシュしました。
その旅の中味はかなりのハプニング旅行だった。初日に発生したケチャップならぬ、新手の鳥のフンスリ事件で大金をすられ、かなりへこんでしまった。ガウディのように電車に飛び込もうか?なんて・・・仮に私が死んでも英雄になれるがわけないのに(笑)新聞に「バカな日本人がスラれたショックで死亡」ではかっこ悪い。
気持ちを切り替えて、グエル公園、サグラダファミリア、カラミラ、カサバトリョ、グエル邸、その別館、ほとんどすべてのバルセロナ内のガウディ建築の視察が出来た。建築好き者とはこうも単純なものか?どんなにイヤなことがあっても、すごい建築に出合うと気持ちがリフレッシュされる。そしてガウディから大きなエネルギーというか元気をいただいた。ありがとうガウディ!と言いたい。まさに私自身にガウディが乗り移っていたようだった(笑)。本を読むとガウディは40歳くらいまでは酒に女に遊びほうけていたようだ。仕事もあり金もあったせいか毎晩飲みまくっていたらしい。それが、ある日突然神が降りてきたのか?断食をし、それからが今の私たちが知るガウディ先生になっていったと書いてある。
私もいつの日か断食をする日がやってくるのだろうか?私もガウディ同様、毎日本当によく飲んでいる。誘われると断れない性格が災いしてか?事務所開設以来、お仕事の受け方もお酒の付き合いも、まるでエンデバー号のごとく垂直上昇し、いつチャレンジャー号のようになるのか?そうあってはいけないのだが(笑)
不安を抱きながらとにかくここまで4カ月間頑張った。内臓も頭もすこし休ませないと!そろそろ建築の栄養補給もしないと!「25年もサラリーマンやってきた訳だからすこしくらい休ませてよ。」これが本音で始まった今回の旅である。
私より110年以上も昔に生まれた建築家なのにすべてが新鮮なデザインに感じられる。昔コルビジュエツアーに参加した時同様の濃い旅の思い出になった。
コルビジュが提唱した近代建築の5原則をすでに実現していたあたりはお見事である。カサミラの地下駐車場への自動車アプローチの妙はサボアよりもっと機能的現代的。屋上庭園に至ってはコルのそれよりもっと劇場的だしもっと庭園らしいしオモシロイ。
ガウディ建築について、私が気づいた点のいくつかは、外壁の汚れないディテールの工夫である。外装の汚れがほとんど気にならない。メンテナンスを考えての形状が見受けられる。複雑な形状だが、必ず水が軒下まで回らないように水切りがある。そして周辺のいわゆる正統派のモデルニスモの建物と違って、外部から見た際、建築が主役になるというより、建築を背景にした際の人間に注目がいくようなデザインではないかということに気づいた。
安藤忠雄の住吉の長屋、六甲の集合住宅のように伝統的な古いものの中に新しいものを納める、自然の中に人工的なものを入れ込むことでお互いの特徴がハッキリと浮かび上がる。このガウディ建築の中に、あるいは、その外部にたたずむスペイン人特有の少し濃すぎるくらいのハッキリした顔つきの美人やフラメンコでおなじみのキレイなドレスを想像してみる。たとえばフラメンコ姿のペネロペクロスを想像してみる。
どんな建築も彼女の魅力の前には降参であるが、カサバトリョの2階のサロンにたたずむ彼女の姿を想像するとトムクルーズが狂った気持ちもわからないでもない。(笑) 本当に美人ばっかりのスペイン人でした。あの小太りのスリ女以外は!
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ガウディ建築だけではなく現代建築もかなりある。ほんの一部を紹介します。
この現代美術館はリチャードマイヤー作。
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オリンピック体育館は磯崎新
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パビリオンはミースファンデルローエ作
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ゲーリーの魚のオブジェ
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水道局タワーはジャンヌーベル 
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モンジュイックタワーはサンチャゴカラトラバ作
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気象センターはアルバロシザ作
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最後に息抜きに行ったヌーディストビーチ(目のやり場に困りました。ニヤッ)
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# by sogatoru | 2008-05-10 23:18 | Trackback | Comments(0)

4月14日 美人作者の本の紹介

私のお客様であらせられるホテル経営者からのお勧めでこの本を読んだ。最初は(私好みの)きれいな作者はひょっとしたらAV女優か?・・・なんてうがった見方をしてしまったが、しかし内容はいたってまじめな学術書というか研究論文である。
これは単なるラブホテルの変遷や生い立ちをまとめた本ではなく、人間の心理にせまるサービス業としてのラブホテルの経営戦略がわかる手引き書的一冊である。目立つ事、つまりキャチャーとしての役割を持つ建築の外観、また惹きつけるネーミングの大切さ。人間の欲望を駆り立てるように、心理をうまく利用し、そこにたくみに隙入る。その方法は千差万別。 趣向を凝らしたオモシロベットに始まり、さながら映画のセットに近くなる劇場的空間構成。カラオケやゲーム等戦略的ナンパ目的としての道具。今までエスカレートしてきた開発は男性本位だった。これからはアメニティグッズの充実等、女性の気持ちを理解し汲み取る真のサービス業としての空間に変貌していく様は、かつてのラブホテルとはすでに言い難く、デザインホテルとでも言うべきか?
女性を喜ばせる真の空間とは?すなわち老若男女誰でもが利用できるリラクゼーション(癒し)のホテル形態へと進化していく。そしてそれぞれのホテルが、自らがアイデアを提案し、個性を発信し、生き残りを賭けて他との差別化を計っていく。
読み終わってこれはまさに今、日々苦労している私の住宅デザインにも共通している現象だと思った。
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# by sogatoru | 2008-04-21 22:49 | Trackback | Comments(0)

4月4日 試験杭

鉄筋の太さとか本数やまた溶接の長さをチェックする。
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今回は約28Mの杭だから、円柱形の鉄筋で組んだかごを3ケつないで28Mの長さに合わせる。
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 海神PJの試験杭である  試験杭とは最初の一本目の杭工事での確認作業である、支持層の確認をしたり、コンクリートや鉄筋の仕様をチェックしたり、・・・つまり確認に次ぐ確認の作業である。このさまざまな確認作業の連続となるのが、現場の監理である。つまり忍耐力の必要な作業である。昨年あった大手ゼネコンの鉄筋の本数が違っていたり、太さが違っていたり、・・・人間のやることだから、意図して、悪意のあるミスでななく、ついうっかりというケアレスミスが命取りになる。だから二重三重のチェックをする。今月内に14本の杭を施工するわけだが、この杭工事が終了するまでが一番大きな騒音を出す工事になる。この現場の隣りには有名な保育園がある。この保育園の経営精神には誠に頭の下がる思いである。役所がお断りするような事情のある家庭からお子さんを預かっている。その子らを見ているとつい目がしらが熱くなる。奉仕の精神がないととても出来ない仕事である。今回、建築現場では異例の午後1時半までは保育園のお昼寝タイムに合わせ無音にするお約束をした。この無音とうのは一切作業しないということ。よって杭工事の時もそうである。杭の穴を掘って、鉄筋を挿入し、コンクリートを打つ。簡単な作業に見えるが、この一連の作業は本来、中断出来ない。円柱形の穴を掘って、比重の重い粘性のある液体を注入して円柱形の穴の表面が崩れないようにしないといけない。作業ボリュームからして午前中に掘って午後にコンクリートを流す段取りだが、この中断している一時間半の間がかなり心配である。一本一本、常に超音波にて円柱形の穴の確認をしつつ鉄筋をすばやく入れてコンクリートを流さないといけない。
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約1Mおきにサンプルを採取し、地層のチェックをする。
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# by sogatoru | 2008-04-05 09:54 | Trackback | Comments(0)

今日は現場で、地縄の検査です

今日は私が設計した海神のマンション10階建と7階建で、合計約70世帯の建物の地縄の検査をした。地縄とは敷地に対して建物の配置の確認をする作業です。着工してから一番初めにやる作業です。よく地鎮祭の後にやったりしますが、今回は社会問題になっている確認申請の遅れより、着工が伸びてしまい、確認が降りなくてもやれるところは進めようということになり、ひとまず地縄の検査の運びとなりました。
改めて、敷地に赤いテープが張られ、建物のアウトラインが読めるようになると、「さぁいよいよ始まるぞ、ゴングが鳴った。」そんなファイトが体全身にみなぎってくる。
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高層の建物だから事前に近隣の皆様には計画のご説明をしていました。
そのせいか、現場監督や作業員が仕事をしていても比較的問題なくスムーズに作業させて頂きました。設計者としてはこれが何よりである。まずは一安心である。
ところが敵は予想もしないところからやってくるものです。
お隣の家が先月、下水管の盛り変え工事をしたのだが、その業者さんがユンボで境界杭まで一緒に壊したらしく、まったく杭がない。さて困った。境界がないのでは、本来は建物の配置が出来ない。しかし境界杭はまだ他にもあるから、他の境界杭から寸法を追ってだせるので、ひとまず事なきを得た。しかし境界というのは、ハッキリさせられる内にハッキリさせておいたほうがいい。問題の先送りは決してよくない。お隣さんと境界の件でもめるのは面倒だから止めておこうなんて思ってると、孫の代あたりで裁判になるケースがある。今当事者同士、お隣様と話せることのできるありがたさ、重要さ、工事中のこのタイミングをおいては他にはないと思うべきである。
いつもデザイン以外のことで時間を割かれる監理だが、生の建築とはこういうものである。
参考までに地縄とは
http://jyuutakukisonet.com/jinawa.html
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今月号(二月)の新建築の029に尊敬する内藤先生の「建築家は木を切るな」には共感した。
今まで私もそうでしたが、建築活動で過去無数の自然の命を奪い取りながら建物を建ててきました。それでもその痛みを感じとりながら設計をしていきたいと思っています。
今回の敷地にも勝手に(誰が植えたでもない)自然発生した樹木があり、本当に具合の悪いことに境界ギリギリに生えていて、非常に案配が悪い。
もちろん計画建物に当たる。
内藤先生の文章にある「プランを成立させるために木を切るならそれはプランが悪い」と一喝されるだろう。あるいは私の無神経ぶりを情けないと非難されるかもしれない。
しかしまもなく切られるこの樹木の命を絶ってまでも建てさせていただくこの建築に、私なりの覚悟をもって向いたい。救いたいけど救えなかった想いを完成後もきっと一生忘れることがないだろう。
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# by sogatoru | 2008-02-22 20:27 | 建築まめ知識 | Trackback | Comments(0)

はじめまして

はじめまして
曽我です。
この度初めて自分のHPなるものを作成してみました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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# by sogatoru | 2008-02-11 06:59 | Trackback | Comments(2)