美空ひばりの愛したエレベーター

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芝山にあるOTIS工場へ見学に行きました。
そのエントランス入口にあったこのカゴにちょっと感動です。
このエレベーターのかごの中に乗って楽屋から舞台へ、多くの昭和を代表するスターが胸を躍らせながら、緊張するステージへと向かって行った。
今でも、美空ひばりの緊張感が伝わってくるかのような、張り詰めた空気がこのかごの中から伝わってくる。
このエレベーターは新宿コマ劇場の解体後、美空ひばりの遺言どおり、ここに移設され記念として展示されているOTIS製のエレベーターである。
OTISは世界最初のEV会社で、ニューヨークに現存する、超高層ビルのほとんどはOTISである。あのキングコングで有名なエンパイヤステートビルもスパイダーマンが一休みするクライスラービルのEVもこのOTIS。当時は全て一品生産のEVであったため、今では貴重な存在で、工芸品に近い代物となっている。
ジャバラのドアが時代を感じさせてくれます。今でも日本橋の三越に行くと同じジャバラEVが体験できます。
白い手袋のエレベーターガールなんて今は見ませんが、昭和の時代にはキレイなお姉さんの代名詞でした。
エレベーターは、安全第一と安いコストが至上命令になってしまいましたが、それと引き換えにロマンという大切な何かを失ってしまった時代になったのは残念でなりません。
今では日本の年産EV数は大国中国の月産数と同じだそうです。数ではなく単品生産で勝負する、個性あふれるエレベーターの時代にもう一度戻ってほしいと・・・。(悲)
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by sogatoru | 2010-02-10 21:24 | 建築まめ知識
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