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今日、勝手気ままな私のブログにズシッと重みを感じる出来事があった。

昔、いっしょに組んで仕事をしたA建設のS君(元現場監督)が今の営業職がイヤで、ついに「退職しました」と連絡がきた。
私がブログで書いた、「ピンチの時こそチャンスだ」に勇気をもらったと言ってくれていた。
4年前、私も、なんら会社で過失を起こしたわけでもないが、自分の目標に向かって独立した。
(客観的にみると、年齢的に考えた場合、給料的にも、地位的にも、非常にもったいないと思っている。楽にいい設計できていたのに。)
私の書いたブログの言葉、それが引き金になったのだとしたら、私も少し責任を感じてしまう。S君には高校生になるお子さんもいるというのに! 今の私にはお酒をごちそうするくらいしかできないが・・・。(笑)
嫌いな仕事を嫌々続けてピンチに感じたのであれば、今が辞め時なのだと、開き直れるチャンスだったかもしれない。
井の中の蛙大海を知らず されど地の深さを知る or されど空の青さを知る
されど~以降の文言にはいろいろな言い方があるようです。どちらも使えます。自分の置かれている状況について、身の丈の程を知っている・・・と言う意味合いでしょう。(ほとんどの井の中の蛙は身の程にすら気づいていないという現実もあるが)「地の深さを知る」だと、一つの道しか知らずとも、その道の奥深さは知っている・・・と言う意味合いでも捉えられる。つまり設計者とか技術者にはこの環境の方が適しているという考えもある。

私も、退職する時に、上司より「独立はやめとけ」の後に、この蛙のたとえを言われました。
会社を井の中にたとえるならば・・・、 外に出て、蛇に食われる危険もないし、安全だし、どちらがいいかは本人次第だが・・・。
 
今朝、NHKのアサイチに、さだまさしがゲストで来ていた。17歳の時。「自分はなにものなんだ?」に悩み、3日間眠れなかったとの事。結局その答えが解らず、答えを45歳まで、棚上げにしたところ、気が楽になったと言う。そして45歳を過ぎた今でも、未だ、わからないままだったという。
この哲学に悩むタイプか?そうでないか?が井の中の蛙の悩みと重なる。人生に真剣に悩むと、(長い時間悩むと、)その答えは自ずから見つかる気がします。
たとえ、どういう結論になったとしても、その(S君の)行動を誰も非難はできないだろう。 
by sogatoru | 2011-07-29 16:18 | 独り言
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