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第6回イソバンドデザインコンテストNISC賞に入賞いたしました

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私が設計監理させて頂いた、西新宿のヤマダ電機の建物が第6回NISCイソバンドデザインコンテストに入賞いたしました。 簡単に説明すると、1年を通して、国内が対象で、金属の外装材を使用した建物のデザインのコンテストです。このところ、しばらく、建築のデザインの賞とは縁遠い内容の仕事をしていると思っていました。(笑)
しかし、見る視点、立場が変わると、そうでもないものです.
私にとって、まさに快挙と言えます。304作品もの応募作品の中から選ばれた名誉ある受賞でした。3年間、苦労した甲斐がありました。建築のデザインは制限や規則が厳しいほど、より創造性が高められると聞いた事がありますが、まったくその通りです。デザインという作業は、コスト、法規、要望、施工性、その他さまざまな要因を解決、克服しながら、修練させていくものです。
当時を思い起こせば・・・・・・・
当初aビルウォール(g折半とk島建設が開発)が代理店となっている特殊なパネルで外装を、設計していました。それがいざ着工してみたら、耐火認定不適格で、使用不可となりました。その材料を選んだ私としては、責任があります。私のせいで、工事が遅れれば、もちろん、ペナルティーが発生します。ところが、そのパネル自体が特殊な材料だったゆえに当時、代替え品がありませんでした。軽い金属サンドイッチパネルで、無足場工法が可能な外装材です。PC板や他の材料に変更したとしても計画変更申請で、構造設計をやり直したら、数ヶ月はかかるでしょう。それは絶望的な状況でした。そんな時でした、なにやら、住金鋼板さんが新しい材料を開発しているらしいと言うラッキーな噂を聞きつけました。そこからが、時間と体力勝負の設計変更作業が始まりました。まだ具体的に商品化されている訳ではなかったので、設計者、と現場監督と、メーカーとの共同での作業となりました。結果的に、当初の外装パネルより軽くて薄くて強度も高い、原設計を超える良い材料になりました。設計者としては命拾いした思いがしたものです。思いおこすと、あの時は必至で、一日一生の毎日でした。笑
今、ほんの少しですが、苦労が報われた感じがします。もちろん、それは私だけでなく、
関係者一同、全員の苦労が報われた気がしています。皆さん本当にご苦労さまでした。
それと、住金の鈴木さん、本当に感謝しています。
感謝の気持ちを込めて、私から、関係者に、ほんの気持ちですが、粗品を進呈しました。
方位磁石です。進むべき道を間違えることのないように。そして裏には、座右の銘、を入れました。

architect as servant

建築家とは社会の奉仕者であるように。
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by sogatoru | 2012-02-03 09:52 | ニュース
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