この言葉の意味は『しっちゃか めっちゃか』だそうです。
沢尻エリカさんが、体調を崩したという報道は、映画の宣伝、話題性アップの為の手段だと、思ってましたが、この女優が自分にあてはめて不安になってしまって精神的に落ち込んでしまったと、いうのもまんざら嘘ではない気がします。TVでの彼女のイメージのままの役柄です。
本来、若いのだから、そのままでも十分キレイなのに、巨大な付けまつ毛や、派手なウイッグ、奇抜な化粧で自分をコテコテに作り上げる今時の高校生のように、とどまる所を知らずどんどんエスカレートしていく。しまいに、衰え始め醜くなると恐怖に襲われ、精神状態も不安定になっていく。
驚きは監督、蜷川実花の才能です。親の七光り、2世監督だからどうせ・・・と思っていたら、
いやいや…感動でした。
「さすが写真家」と言える映像の美しさ。
色使いは原色が多くて、どぎつくて、目がちかちかするほどですが、世界の北野が青ならこちらは赤という感じでした。
どのシーンも、静止画にしたらそのまま写真集ができそうな映像です。
大森南朗さんが最後の方で言うセリフがありますが、これがこの映画で伝えたかったことでしょう。
「若さと美しさはイコールではない。若い事は美しいが、美しい事は若さだけではない。美しさはもっと深く、もっと複雑で、もっと豊かなものを含んでいる。」・
今週初めに、中学の同窓会があり、みんな老いてしまっていたが、若さだけが美しいわけではない、と、実感しております。 がしかし・・・・微妙・・・。