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2012年末のご挨拶 (今年1年を振り返り)

今年は、年頭からうれしいニュースがありました、昨年完成したLABI新宿西口館が、日鉄住金鋼板株式会社
第6回NISCイソバンドデザインコンテストに受賞し、縁起の良いスタートが切れました。 昨年来の311の自粛ムードも多少薄らぎはじめたのか、企画設計のままストップしていた案件が急に再開したりして、当社にとって、忙しすぎるという嬉しい悲鳴が起こりました。大きな案件もあり、同時並行に小さな戸建ての案件もあり、大小バランスのとれた案件が頂けた事は当社の新人教育上においても幸いでした。
いろんな建物の設計を経験できるというのは、きっと将来、大きな財産になるに違いありません。
来年はまた、新卒者を一人、入れて、手塩にかけて育てていこうと考えています。
また、今年は仕事を通じ、ガッツ石松さんと一緒にお酒を飲む機会もあり  、元世界チャンピオンから、いろいろ教わることが出来ました。とくに不屈の精神を教えられました。仕事は選ばないで、自分に来た仕事は全部こなす。
それが今、自分に期待されている事だし、それに答える社会的義務がある筈。その結果は必ず、ついてくる。その通りでした。
用途変更申請から、消防設備の補助金申請、病院の改装、耐震適合証明書の取得作業、特殊建築の定期報告、もちろん個人住宅から老人ホーム、共同住宅、店舗の設計作業等ガムシャラにさせて頂きました。
いろいろ、守備範囲が広くなったので、最初頭の中が混乱するかと思いきや、意外にそうでもないものです。同じ一直線に並んだ設計作業上のほんの小さな枝葉にすぎませんでした。一番重要なことはどんな建築も、住宅設計の考えが基本にあると言うことです。そしてクライアントに、喜んでもらうこと。クライアントに、感動より感謝の気持ちを与える事が出来たなら、その時が、私にとって一番の至福の瞬間です。
そして今年は、ふるいお客様との再会も、嬉しい出来事でした。昔お世話になったお客様より連絡を頂きました。いずれも、いきなり設計のご依頼でした。5年以上も連絡を取っていなかったので、本当に懐かしい思いがしました。
そして当時の、私のお客様への姿勢は正しかったのだと証明することができました。
常に弱者側に立ち、専門知識のないお客様に自分の目線を向ける。(そのせいで会社にはご迷惑をおかけしました)
その姿勢だけは今も昔も、変わりません。
見て見ぬふりや、特にいじめ問題が横行した今年ですが、大勢の意見に流されない孤高の精神教育が今こそ、重要だと感じました。 医師や建築士や弁護士など本来の士業(武士道)の精神は、決して軸がぶれてはいけないし、偏った判断をしてはいけません。専門家は孤高にならなければいけません。
「利休百首の第1首」 これこそが自分を大きく成長させてくれる師匠であり、答はまさに自分自信の内にあると言うことでしょうか
「その道に入らんと思う心こそ我が身ながらの師匠なりけれ」
by sogatoru | 2012-12-27 18:52 | 独り言
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