お人よしの性格が、災いして、また奉仕設計を受けてしまいました。

古い友人としておこう。
その古い友人は、大手ゼネコンに勤務していながら、会社には内緒で、私に自邸の建設の相談にやってきた。そのゼネコンは構造を問わず木造だって施工できるので、会社にばれたら大変なことになるに決まっている。つまりある事情をかかえて、つまり腹をくくってやってきたという訳だ。
自分の喉に刀を向けた状態で、後には引けない状態で、相談にきている友人を私は裏切れない。断っては男がすたる。笑
結局受けることにした。それも無償である。微々たるお金をもらって文句を言われるならもらわない方がいい。それに、ゼネコンでは上席者であるが、彼の給料もおおよそは知っているし、家族もいるし、教育費も相当なものだろうし、大変だろう。
まして、こんなに小さくて、面倒な敷地で、それも建築の会社に勤務している友人の設計となれば、こちらもそれなりに覚悟を決めて進めなくてはいけない。
私にとって人生初となる、最高の、狭小住宅である。
間口3.3m、まさに安藤忠雄の住吉
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の長屋より厳しい敷地形状である。
東孝光の塔
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の家という有名な家があったが、それに匹敵する敷地である。
最初、敷地を見たとき思わず笑ってしまった。
しかも、地下室あり、1階が駐車場で、地上3階建て、屋上付き そして、とにかく広い空間がほしいと言う。施主の夢は、はてしなく無限で夢幻で、さらに坪50万くらいで
でやりたいと言う無謀な要望である。
さっそく図面を書いて4社に見積もりだしたが、見積もりする以前の話で、施工できませんという回答だった。前面道路が3mと細く、山留のH鋼が運べない。
さあどうしよう? 困った! 良い案が浮かぶまで、こういう時は、一休さんに見習い、一休み 一休み。
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by sogatoru | 2013-02-19 13:18 | デザイン | Trackback | Comments(0)
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