
私の一回り上の丑年生まれです。本当の髪は白い筈ですが、写真では黒髪なので、染めているので、かなり若くは見えますが、おでこは広くなった気がします。笑
今の私の年にはすでに社長に就任していました。とってもいいコメントが載っていますので紹介します。
私もよくブログで主張している、「志」の大切さ、精神的な軸をしっかりと持つ事の重要さ。
私は、関戸さんのレベルに到底、達することはできませんが、こういう人と一緒に建築をしてこられた事が私の財産です。ガラスブロックのご自宅ではお酒も飲ませて頂きました。奥様には竣工祝いの寄せ植えも作っていただきました。長男の出産祝いではコムサデの洋服を頂き、孫にも着せようと大切に保管しています。泊りがけで毎月ご一緒した沖縄の現場での出張もいい経験だったし、いい思い出です。だいぶ迷惑をおかけしたと思いますが、関戸さんと出会っていなければ、あるいは村石さんと出会っていなければ、絶対に今の自分は無い。
特に「人ありき」、「人を大切に」の考えは、今も私の心の支えになっています。「切る、捨てる」ではなく「拾う、救う、育てる」。上席者は子供を育てるような気持ちで向かい合う。
スターツは大企業でしたからバランス感のある社員が多かった。当時、部下に対しての悩みは無かったですが、今のような小規模設計事務所になるとそうはいかない。建築を志す人は、みな一癖も二癖もあるやつが多く、その上に立つのはなかなか大変なことです。本当に皆それぞれ個性的で、なんでこんなに変わった奴ばかり集まるのだろうという感じです。また反抗的な奴も多く、ストレスがたまるものです。
きっと私も入社当時はそう思われていたに違いありません。笑
昔、関戸さんの監理ノートを見たことがあります。そこに「つかず離れず、一定の距離をもって愛し続ける事」とありました。それはフリックコートという打ち放しコンクリートの有名な建物を監理したときの注意点でした。愛しすぎたり近づきすぎたりすると対象物に盲目になりがちです。今でもこの言葉は、監理の極意だと思っています。