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「風立ちぬ」を見て


純粋に美しいものを作る たとえそれが戦争の道具だったとしても。
飛行機の設計者は、戦争に勝つために、強い戦闘機ばかりを意識して設計していた訳ではありません。純粋に美しい飛行機を作りたかった。というのも本当でしょう。
我々も、事業用の建物を多く設計しています。それはマンションであったり、店舗であったり、オーナーの利益を生む装置としての建築です。
しかし、我々はお金の儲かる装置のことばかり意識して設計している訳ではありません。
同時に、建築として純粋に美しいと感じる事が出来る設計もしています。
飛行機以上にやっかいなのは、ずっとそこに存在し続ける物体だということ。飛んでどこかに消えてしまうものではありません。
だから、もっと強い気持ちで設計しないといけません。
そんな想いをもちつつ、観ていましたが、若干20代後半か30代前半でゼロ戦を造れる環境が日本にあったことに感動です。至るところに建築の設計の世界との違いばかりを見つけようとする自分の観賞感にあきれます。
多少は、主人公と重なる感覚で観られるところは痛快でした。(残念ながら、国費で海外留学できるほど優秀ではなかったですが)
それとつくづく、女房は健康で良かった。
by sogatoru | 2013-08-23 17:56 | 独り言
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