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三山PJ ようやく完成しました。

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最後に当事務所では定番である、この記念プレートを設置し、お客様と記念写真を撮り、本当に終了です。
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  「Architect as servant 」  建築家は社会の奉仕者
口で言うは簡単ですが、実践する事は難しいです。
設計事務所で修業したての新入兵の時、木村先生のお部屋に飾ってあった額に、建築家ケビンローチ先生の手書きのサイン。
その意味は当時あまり良く理解できなかったけれど、年をとるにつけ重く感じられてきました。
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今回は地域密着企業による建物作りです。地元の設計事務所と工務店によるお仕事です。
残念ながら外構工事が遅れてしまい、ちょうど一月遅れの完成となりました。
今日は、プロカメラマンによる竣工写真撮影会です。
2012年5月にこの土地と出会い、それから1年半がかかってようやく完成です。長い時間がかかったような、あっという間だったような、・・・・。
若くて素敵なお客様に巡り合えたのが本当にラッキーでした。
当所、仲介を、ピタットハウスにお願いしていて、買い付け申し込みを頂きながらも、流れてしまい、2か月近くも時間をロスしましたが、そのおかげで、素敵なお客様に巡り合えたのは、災い転じて福となす、とでも言いましょうか? ついている、と実感しました。笑
コンクリート打ち放しのテクスチュアーがお好きなご夫婦でしたので、極力、その意匠に徹しましたが割り付けが難しく、設計事務所が採用する以上、キレイにPコン(丸い金物の痕跡)を割り付けないといけません。また吹き抜けが好きで解放感を要望されているご夫婦でしたので、建具を天井いっぱいとし、階段もスケスケデザインにし、手すりもスチール製にしました。しばらくは二人きりの甘い生活をエンジョイするのでしょう。1室空間プランにしました。そして外構もしっかり作らないと、家らしく見えません。同じ面積の土地が4件並ぶ計画です。その他3件は、残念ながら緑がほとんどありません。
住宅の計画において、緑の無い家は「画竜点睛を欠く」と教えられてきました。
どんなに小さい敷地でも、いや小さい敷地だからこそ、そのわずかな緑に魂(命)が宿る、小出兼久先生からお酒を飲みながら習いました。わびさびに似た精神なのでしょう。先生がビルゲイツの大きな庭の中に、小さなコケの庭園を造ったそうですが、ほんのわずかなコケのスペースが全体の空間を左右するという話を聞いたとき、緑の持つ影響力、凄い力を教わりました。
今回は施主との共同作業による植栽工事でした。愛情を注いだ外構となっています。
きっと枯らさずに管理してくれることをお祈りします。
by sogatoru | 2014-02-03 12:20 | デザイン
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