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谷津7計画完成

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有孔折板シリーズ第2段(弁天1に続き) 完成!
手すりに採用するには、かなり高価な材料です
表面仕上げのない、メッキ仕上げなら、かなり安価な材料ですが、それでは、切り口が鋭く、ケバだっており、危険なので、今回は表面に、樹脂コーテングしてある仕様にしました。安全性と強度と耐食性を向上させました
だから子供が触っても安全だし、痛くない。
さらに、そもそも鉄なので、アルミに比べたら、強度も高い上、樹脂皮膜なので腐食の心配もない。
有孔なので風も光も通します。
自分の好きな材料のひとつになりました。
安藤忠雄のコンクリート打ち放し仕上げ、のように、自分のデザインの代名詞になってくれる気がします。
さらに、来月、もう一現場、同様のデザインの建物が近くに完成します
ディテールというものは、繰り返し、採用していくと不思議と、段々と洗練されていくものです
今回は習志野市、津田沼駅南口そばの角地であり、かつ、両面が道路に面していますので、日当りもよく、共同住宅のために設けられた敷地のようなものです。
表道路と裏道路は高低差2mほどあり、それを上手く利用して、半地下案の住宅を計画しました。そもそも、ここは基礎下まで関東ローム層であり硬い地盤で、よって杭も不要で、水位も低く、とても良い地盤でした。設計する際、近隣の地盤データを調べ、基礎がローム層内に納まる計画にし、建物荷重も考慮し、杭の発生しない階数に設定しました。
それが偶然、4階建てで、しかも半地下案になるので建物の最高高さも10m以下になるので、日影規制もかからないという偶然が重なった結果でした。
このように、考えに考え、設計をするのが私の仕事です
おかげ様で、完成し10日ほど経ちますが、全戸数の約1/3の戸数の入居が決まっています。
私も心配なので、先週の日曜日に見学に行ってきました。
その時に、偶然お会いした募集会社の方たちや見学の方にヒアリングしたところ、斬新で明るくて、とても良いとの好印象でした。駅から歩いてきて、建物が見えてきたときにはコレダ!と決めたと言われた時、設計者冥利につきると思いました。
若い人たち、(カップル含め)には人気のデザインなのだと確認しました。
私も決して、もう若くはないので、実際に住まわれる若い年齢層の方たちの感覚が実際どうなのか気になります。不安な部分でもあります。
ファミリー層をターゲットにしたら、このデザインでは危険だと私は思いますが、特に若い人を狙ったときは、トレンディドラマに使えそうな外観をいつも念頭においてデザインしています。
私も、昔、石田純一や浅野ゆう子らが出ていた番組に使われた建物をよく研究し、参考にしたものです。
最近ではキムタクもオヤジで古いと言われてしまう時代です。
時代感覚に合わせ、感性を着替えていく、脱皮していくのか、変化が求められてきています。
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by sogatoru | 2016-09-13 12:01 | デザイン
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