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4月4日 試験杭

鉄筋の太さとか本数やまた溶接の長さをチェックする。
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今回は約28Mの杭だから、円柱形の鉄筋で組んだかごを3ケつないで28Mの長さに合わせる。
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 海神PJの試験杭である  試験杭とは最初の一本目の杭工事での確認作業である、支持層の確認をしたり、コンクリートや鉄筋の仕様をチェックしたり、・・・つまり確認に次ぐ確認の作業である。このさまざまな確認作業の連続となるのが、現場の監理である。つまり忍耐力の必要な作業である。昨年あった大手ゼネコンの鉄筋の本数が違っていたり、太さが違っていたり、・・・人間のやることだから、意図して、悪意のあるミスでななく、ついうっかりというケアレスミスが命取りになる。だから二重三重のチェックをする。今月内に14本の杭を施工するわけだが、この杭工事が終了するまでが一番大きな騒音を出す工事になる。この現場の隣りには有名な保育園がある。この保育園の経営精神には誠に頭の下がる思いである。役所がお断りするような事情のある家庭からお子さんを預かっている。その子らを見ているとつい目がしらが熱くなる。奉仕の精神がないととても出来ない仕事である。今回、建築現場では異例の午後1時半までは保育園のお昼寝タイムに合わせ無音にするお約束をした。この無音とうのは一切作業しないということ。よって杭工事の時もそうである。杭の穴を掘って、鉄筋を挿入し、コンクリートを打つ。簡単な作業に見えるが、この一連の作業は本来、中断出来ない。円柱形の穴を掘って、比重の重い粘性のある液体を注入して円柱形の穴の表面が崩れないようにしないといけない。作業ボリュームからして午前中に掘って午後にコンクリートを流す段取りだが、この中断している一時間半の間がかなり心配である。一本一本、常に超音波にて円柱形の穴の確認をしつつ鉄筋をすばやく入れてコンクリートを流さないといけない。
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約1Mおきにサンプルを採取し、地層のチェックをする。
by sogatoru | 2008-04-05 09:54
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