7月29日 7月号「新建築」で あの時のコンペでは完敗で乾杯した。

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2002年に建築士会が主催した江古田の実施コンペに参加した。完敗だったがメンバーとは楽しく乾杯できた。
今月号の新建築にその入選作である坂本一成さんのコメントが寄せられている。
地域環境における建物のあり方、建ち方に関する形式のコンセプトである。
「緊張関係によるスケールから生まれる詩的インパクト」
「コンパクトスモールユニットとアイランドプラン」という概念である。小規模な建物を分散配置し、各住棟が適度な距離間を持ち、緊張関係を保つとある。
確かに完成した一部の建物を見ると、図ではなく地の部分に主眼を置いてデザインしたようにも見える。デザインされていない部分をいかにして作り出すか?デザインしている建物どうしを向き合わせると、そこに挟まれた空間に何か身体的に意識される力が発生する。たんに緊張感と言うだけではない、空間としての価値観(感覚)とでもいうべきか。
この計画だけについて言えば、もっと別の下世話な見方が出来る。コンパクトであり分棟されている分、予算に応じて4期に分けることが出来る(笑)。また将来的事情の急変にも(メタボリズムではないが、)対応可能だ。すぐに解体もできる。大規模な建築を像に例えれば、コンパクトスモール建築はネズミである。自分の巨体を維持するためのエネルギーが膨大な像に比べ、ネズミならば小さくて済む。激変する気象変動にも耐えやすいだろう。2002年以来まだ1期工事しか出来ていない、おそらく実施コンペならでの複雑な事情があったのだろうとうなずける。
私の計画案では1期は切り離せるが、2期以降の分割は難しい。お金がかかる。こうして改めて6年前のコンペを見ると自分の都市環境に対する気持ちが解る。都市への外部環境に対して全く期待しておらず、コスモを半ば強引に切り取るように(自分のデザインで力強く)切り開こうという意図がうかがえる。今でもかなり強引な性格であると感じるが、それがパワーだと信じて設計している。勢力精力政力性力聖力清力
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by sogatoru | 2008-07-29 21:29
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