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GW休暇 伊勢神宮125社めぐり敢行!

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曽我設計事務所全員で、このGW中に伊勢神宮125社めぐり敢行!
意気揚揚と出発!挑戦と行きたいところだったが、開始そうそう10社程度見学したあたりで体力の限界を知り、途中計画変更となりました。やはり1カ月くらいかけないと制覇は無理のようです。笑
大きな太い木には何か夢のようなものを感じます。宇治橋は今遷宮中でしたが、むしろ工事中だからこそ見られた納まりがあって面白かった。(ここの門には外宮、内宮の棟持柱が転材されています。) 伊勢神宮の唯一神明造りの幾何学的要素が美しいと感じる秘訣なのでしょか? 何故美しいのか? シンメトリーだからなのか? 45度の屋根勾配だからなのか? プロポーションの問題をどう学べばいいのか? 大学では美の根拠にあたるプロポーションの勉強はなかった。 なんとも言えないこの柔らかい感じをどう説明したらいいのか?真行草で言えばまさしく真の伊勢神宮なのですが・・。 
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 この象徴性の強い感じは昨年夏バルセロナで見たミースのパビリオンに似ていると思います。直線だけで構成された、ガラスとスチールの緊張感はまるで神殿の様でした。
 
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海の博物館(内藤廣) 
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 コスト削減等格闘の後が伺えた名建築でした。 何かをそぎ落としたり、切り捨てないと得られないものがあると言う潔さと言うか無駄のないデザインがいいです。
ただし、いつもこういう大規模な木造建築を見るとある悩みにぶつかるが、ここだけは違って見えた。
木造でなぜ大きな空間をつくる必要があるのか? 力学的にも無意味だし合理的ではない
スチールの方が利にかなっている。  曲芸のような継ぎ足し加工による構造、単純に鉄ではつまらないから木でつくるという贅沢な建物ではないのか。 無理のある構造は美しくない、「地方の間伐材を使って安く」というのがよく聞く理由だが、ジョイント金物でコストが高くつくにきまっている。 地方の復興のためとしか理解できない。 つまりふるさと再生資金によるばらまき型の箱物建築。
立体トラスは鉄やコンクリートなどの安定した素材で初めて成立する構造。
接点の一つでも欠陥があれば崩壊する不安をもつ。
今年の正月、メキシコのバカルディ工場で見たキャンデラの建物のあの緊張感。
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厚さ4cmの屋根でマグニチュード7,5の地震を2回も耐えている。
たまごの殻の薄さを考えればいかに合理的な形なのかが理解できる。

伊勢志摩観光ホテル村野藤吾
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今から約60年も前の建築。庇、階段、開口部の繊細で丸みを感じるディテール、そのプロポーションにはさすがと言うしかない。空間から家具に至るまですべてに相当時間をかけて検討された(村野)気配がプンプンだった。贅沢な時間を過ごしました。ここでの初体験、ランチで頂戴した海の幸カレーは5000円だった。驚

ライトの帝国ホテル
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2度目の訪問だが、今回はまた違った印象を受けた。建設当時の大谷石は風化し、だいぶ補修されていたが、ここ明治村の中でも別格の威風堂々とした存在感だった。
けっして大きな空間ではないが、この変化にとんだ空間構成にはひたすら脱帽である。いくつもの床レベルがあり、手すりの高さがある。改めて建築とは芸術だと認識させられた。日常の設計作業に「喝」をいれてもらった、そんな気がした。苦笑
by sogatoru | 2009-05-03 18:48
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